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2017年06月28日01:25

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拠り所

市川海老蔵、ブログ“更新しすぎ”批判の声に「許してください」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=4640304

正直に言うと、私は市川海老蔵の事は嫌いだ。
ただ、この批判には、違和感を覚える。助かる見込みは殆どない、ただ一縷の希望を掛けて必死に看病してきた最愛の人を亡くした悲しみは計り知れないものだと思う。
女遊びが激しいイメージがあった独身時代とは打って変わって、夫として、父親としての振る舞いは、少なくとも印象が変わったと思わせる事が出来るほどだった。いや、私なんかが上から目線で言える事ではない。ただそれだけ変わった背景には、亡くなった麻央さんの存在がやはり大きかったはずだ。最後に遺した「愛してる」の言葉が全てを物語っていると思う。
それほどの人を、結婚して10年にも満たない、子供はまだ幼く、その成長を夫婦で楽しみにしていたのに、そのささやかな夢さえも叶わなくなった。
彼の心の痛みが、批判している人には微塵も感じないのだろうか。最愛の人を失い、深い悲しみに打ちひしがれている今、海老蔵さんにとって、唯一の心の拠り所になっているのは、暖かい声援を贈ってくれるファンの存在だと思う。
舞台公演があり、公の場では仕事人として振る舞わなければならない。家に帰れば、子供の前で気丈に振る舞わなければならない。深い悲しみにありながら、それを乗り越える強さを見せなくてはならない。
そんな張り詰めた精神状態で、唯一弱さを見せられる、また気を紛らわせる場がブログだと言うなら、今は、吐き出せるだけ吐き出した方が精神的には間違いなくいいのだと思う。
海老蔵さんが語っているように、ファンの暖かい声援によって、繋がり、絆を感じて、少しでも休まるのなら、今は彼の好きにさせてあげればいいと思う。本当に辛い時、想いを吐き出すだけでも、幾らかは楽になれるはずだから。
100の暖かい声よりも、たったひとつの心無い一言が深く心に突き刺さるとは、息子さんが難病にかかって辛い想いをしている友人も語っていた。だから、私は海老蔵さんや、その友人の気持ちは少しは理解出来る。
だから、今はそっとしてあげるのが、人としての思いやりではないかと思う。
笑顔を取り戻すその日まで…。
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