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2018年07月17日10:46

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(409)

新日本プロレス86年「ビッグ・ファイター・シリーズ」は4月11日、後楽園ホール(テレビ生中継、観衆2,010人発表)で開幕。

WWFでのスケジュールを優先させ、前85年11月のIWGPタッグ・リーグ戦への来日がキャンセルされたアンドレ・ザ・ジャイアントが参戦しファンを一安心させています。

他、ディック・マードック、マスクド・スーパースター、ケリー・ブラウン、ゲシュタポ(リック・オリバー)、ランディ・コーレイ、カネックの外国人選手が参加。また、アメリカでアンドレの身の周りの世話をしているフレンチ・バーナードが来日して、ミスター・フレンチの名前でレフェリーを務めました。

フレンチは素性は謎ですが、フロリダのエディ・グラハムが主宰し、ヒロ・マツダも共同オーナーだったCWF(チャンピオンシップ・レスリング・フロリダ)でレフェリー兼リングスタッフとして働いており、77年3月23日、マイアミビーチ・コンベンションセンターで鶴田がビル・ロビンソンを破りUNヘビー級王座を奪回した試合のレフェリーを務め、日本テレビにも登場しています。

80年に猪木、藤波がフロリダ遠征に行った際は、4月16日、同じくマイアミビーチ・コンベンションセンターで行われたボブ・バックランドvs猪木のWWFヘビー級選手権試合でもレフェリーを務めており、こちらはテレビ朝日が収録、放送しています。

85年の来日あたりからアンドレは加齢とアルコールの多量摂取により体重が増加、歩行もスムースにいかない面が出て来ており、親友であるフレンチ夫妻の家に身を寄せていました。この頃から身体を日焼けさせて精悍そうに見せてはいましたが、動きは確実に衰えていました。

開幕戦のメインイベントでは猪木とMスーパースターのシングルマッチが組まれ、何故か苛立ちをもあらわにした猪木が13分33秒に反則負け。

セミファイナルでは藤波、木村健吾組がマードック、コーレイ組を破り、アンドレは上田馬之助とのシングルマッチ、2分9秒にヒッププッシュから体固めで完勝。

先シリーズからUWF勢vs来日外国人の対戦も見られるようになり、この日は前田日明、木戸修組vsKブラウン、ゲシュタポ組というカードが実現。5分57秒、前田がブラウンをフライング・ニールキックからの片エビ固めに決めています。

4月18日、伊勢崎市民総合体育館でのテレビ生中継ではメインイベントで猪木、藤波組とマードック、Kブラウン組が対戦、12分37秒、猪木がブラウンを体固め。

セミファイナルで前田、木戸組がはMスーパースター、ゲシュタポ組のマスクマンコンビと対戦、12分13秒、前田がジャーマン・スープレックスホールドでゲシュタポをフォールしていますが、前田と対戦したMスーパースターはキックを乱発する前田を「あんなのはレスラーじゃない」酷評しました。

前田の対外国人選手への悪い評判はこのシリーズたちまち広まり、ボスであるアンドレの知るところになる訳ですが…
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