中国は負けどころを探せるか？

中国、600億ドルの米国製品に報復関税へ　24日から
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5294842

図体がでかい中国はこういう速効的な殴り合いには弱い。USA圧倒的有利の中で中国は何を選択するかねぇ…？経済諸氏は「中国が歩み寄るほかない」と言っているが、中国って国の政治体制を理解しとらんのではないのかな？と思う。かの国では政治的失敗＝失脚＝不幸な死。共産党上層部が大金掴んでウハウハな生活をここ十数年続けてきてるので、それが干上がる失策責任をトップに押し付けるってことになるだろうから、そりゃあ壮絶な報復合戦になるだろう。

内乱を抑えるには外征しかない状態になるわけだが、正直自業自得だとしか思えん。ハルノートを引き合いに出してる方もおられるが、ハルノートは交渉のやり方そのものがアレ過ぎて、一応は予告があって経済制裁って形になってる今回の件と比べるとよほど酷いんだよねぇ…。ただ、だからといって必ず負ける戦争になぜ突撃したのかはいまだに謎なのだけれども＞当時の大日本帝国政府首脳陣

中国もそうだが、戦争には終わらせる形ってものが開戦前から必要（それがなかった日米戦争ってのがどれだけ悲惨だったか…）。関税報復で戦うのはいいけれども、中国はこの問題の落としどころが分かってるのだろうか？USAは「屈服と快哉」を望んでると日米戦争の時と同じく間違える（結果的にアジアの西側諸国の平和は日本が大きな役割を担ってるあたり、戦前のUSAの目論見は達成されてない）のだけれども。

あまり武力に寄った解決になると、イスラムテロリスト+中国vsUSAなんてことになりかねんので、なんとか中国共産党から別の組織への権力移譲が徐々に進む形になってくれるといいなとは思うが、大規模内乱なしには難しいだろうな-。