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2017年12月07日14:47

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チェコ映画の全貌『土曜から日曜へ』

朝から茗荷谷へ。大学の面接授業。
たまには面接授業・・・と思ったが、面接授業は当たり外れが激しい。今回はプレゼンテーション能力がとても低い教授だった。
大きな良い設備の教室にもかかわらずプロジェクターも使わない。汚いコピーを壇上で「ここら辺が・・・」と指さされてもこちらは何も見えない。3時間が苦痛だった。
しかも、「TVでしゃべりが上手い人は研究がおろそかだ」とか「東京都は私に研究を頼むべきだ」とか、もう老害。
まだあと三回も講義がある。苦行というか、面接授業の意味が無い。カラー資料も映像も見せないのなら、これは本を一冊読めば済む話だ。

昼飯のパンをかじって、午後は京橋フィルムセンターへ。
11/28〜12/24まで大ホールは「日本におけるチェコ文化年2017 チェコ映画の全貌」上映企画。
見たことも聞いたこともない作品ばかりで20%程度の入り。今回はアニメーション作品が上映されないので残念だ。


○『土曜から日曜へ(ZE SOBOTY NA NEDĚLI)』(1931/グスタフ・マハティー)――原作脚本:ヴィーチェスラフ・ネズヴァル。脚本:グスタフ・マハティー。撮影:ヴァーツラフ・ヴィーヒ。(73分・DCP・白黒・英語字幕付き)
フィルムセンターの解説では以下の通り。
【タイピストのマーニャ(マジェロヴァー)は、同僚に誘われて紳士二人とナイトクラブへ行くが、彼らの魂胆に気づいて逃げ出す。労働者の酒場にたどり着いた彼女は、感じのよい植字工(ストゥルナ)に好意を抱く。男女の恋の喜びと、映画が音を得た喜びとが、あたかも同調しているかのようなマハティーの初期トーキー。2曲の挿入歌はチェコのスタンダード・ナンバーとなった。2016年に復元。】

復元映像の状態はとても良くて、当時のチェコ市民の風俗などなかなか楽しめた。撮影も音楽も美しい。
70分程度なので描きたいことのみでさっさと始まってさっさと終わる。
ヒロインがタイプしているのは政府の大本営発表的な演説記事のよう。息苦しく貧富の差が激しい社会だが、それを跳ね返す若い恋のみずみずしさ。
政治批判がないぶん、好感度が高かった。
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