狩人戻り23（僕に、釣られてみる？森で）

ふっと、”太刀魚の太刀”ってば何か良く切れてた様な事を思い出した。
「うっし、図書館でも行って釣れる場所でも、探して来るか」
こうして図書館に向かい、魚類コーナーに行き調べてみると、
「釣れる場所無いじゃん！」
「でもこれには、”太刀魚の太刀”の生成・強化には必須アイテム。って書いてあるのに」
「ん？この付近では生息が確認出来てないから、報酬で手に入る ｂｙ龍歴院」
「自分たちじゃ手に負えないから、報酬で釣ろうって魂胆かい！」
「いいでしょ。やってみましょ！」
こうして本をしまい、集会場に向かった。
「ハーイ、今日は何？」
「イチノタチウオくれるヤツ、お願い」
「うーーん、下位になっちゃうけど、それしか無いみたい」
「じゃ、それでいいや」
「でも、ブラキよ」
「あー、構わん！構わん！」
「ふっ、後悔するなよ！」
「だって、下位じゃん！」
こうして七匹のタチウオを手にする為に、やっては見た物の、まぁブラキだわなって感じだった。
報酬で一匹を貰い、それを持って武器屋に行って”太刀魚の太刀”を作ったのだが、「弱すぎる、トホホホホ」
「強化に必要な数は、タチウオは６匹ですね。その他にも色々使いますが、それはその時で」
『それって、あと６回ブラキ狩ってこい！って言ってる？この龍歴院の手先は？』
「前向きに検討する方向で、秘書と相談します」
そう言って、武器屋を後にした。
「秘書って誰ニャ？」
「いね〜よ！んなもん！」
「嘘つきニャ」
「秘書じゃ無いけど、お前と話してるからこれを相談ってことにすれば、５０％は嘘になってない！」
「なんか、酷い屁理屈ニャ！」
「んな事は良いから、ブラキあと６回行くぞ！」
「６回ニャ〜〜〜〜ン？」
それでも２回は龍歴院の好意（？）で、２匹くれたのでブラキに行くのは４回で済んだ。
「うっし！終ったぞ！武器屋でも行くか！」
武器屋に行って、強化を頼んだら、「古代魚が見当たらないのですが？」
「古代魚だ〜あ？」
「強化に必要って、ここに書いてあるでしょ！？」
「知るか！そんなもん！」
「ちゃんと見て下さいよ」
フンッ！、と鼻を鳴らして武器屋を後にした。
「古代魚だったら、森のキャンプで釣れたはずニャ！」
「じゃ、散策で終るな」
こうして森の散策に出かけて、テント裏で竿を出すのだが、
「釣れね〜〜！本当に居るのか？」
「古代魚なんだから、そうそう釣れないニャ！」
「解った様な、解らない様な・・・今釣ろうとしてるのは、古代から生きてるんじゃ無くて、姿形が古代っぽいから、古代魚なんだろ？」
「さて、どうかニャ？」
「何だその意味ありげな笑いは？」
「ほら、引いてるニャ！」
こうして、ハレツアロアナがまた釣れた。
カムイは果たして、今日中に古代魚を見れるのか？
見れたとしても、３匹も釣れるのか？
結果は、次回。