有得ない話ではない

■半月で高齢入所者５人死傷、なぜ？　理事長「五里霧中」
(朝日新聞デジタル - 08月19日 08:08)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4723845

老健ねぇ〜…しかし特養だろうがGHだろうが小規模だろうが、およそ要介護の高齢者を受け持つ施設にあってはご利用者様との[悲しいお別れ]は避けて通れない。オレ自身もう何人も遭遇した。

中には…ご家族を呼ぶ暇もなく旅立たれた人もあった。明日にはご家族が来てくれる筈だったのに…前夜容態が急変して…

別の方の場合も其の前例があったのでご家族からのお問い合わせで「明日でも大丈夫だよね？」と問われて「YES」とは答えられなかった。そうしたらその日の深夜長躯駆けつけてくれた。遠路はるばるお運びさせて恐縮ではあったがしかし若しも当初の予定通りの御来訪だったら間に合わなかった。ご家族は「最後に精一杯お世話が出来た。悔いはない」と仰った。

また別の方の場合は、それまでは比較的元気だった(それでも不調の訴えはしばしばあった)のが、容態悪化で緊急入院、そしてそのまま不帰の客となってしまった。

本件の事例にどの様な理由があったのか？業界の末席を穢す立場とはいえ、本件施設の部外者に過ぎないオレにはその詳しい事情は知る由もない。

ただ
＞食事中にのどを詰まらせて死亡した男性
この方の場合は所謂[誤嚥性肺炎]の類ではないかと愚考する。高齢者には珍しくない症例だ。

５例いずれにも出勤していた職員との関連はしかし現時点ではわからない。しかし、暴行や虐待とは無関係に、偶々出勤日が重なっているってことはこの業界では珍しくない。ただでさえ人手が足りないところに急な欠勤者が出ると否応なしに公休日でも呼び出されることがある。

軽々な結論付けや関連付けは厳に慎み、冷静な検証を行い再発防止を図る。それだけが唯一今回不幸にも落命された方々への供養だろう。

末筆になったが今回亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しお悔やみとさせていただく。