普段と違って、みなさん随分とお優しくないですか？

■「話しかける」少しずつ…引きこもり２０年の女性が接客
(朝日新聞デジタル - 07月22日 09:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5210733

　いや、確かにね、親の死体を隠して年金かすめて何年も引きこもってるよりはマシだよ。
　少しでも働く気になったってことは、一歩前進ではあるのかもしれないし、遅いスタートではあるけど、頑張って自分の食い扶持くらいは稼げるようになってね、と、応援する気持ちは無くはないけど。

　なんかさ、普段、ネット民の反応って、もっと苦境に立っている人たちに対して、すごく冷酷じゃないですか？
　子どもを抱えて貧困にあえぐシングルマザーとか、派遣切りにあって明日の生活も不安な非正規雇用者とか、奨学金という借金を背負ってバイトに追われて学業もままならぬ苦学生とか、本当に目の前の生活、というより「生きること」に危機的状況の人たちに向かって、自己責任論をぶつけてる連中が、まあ、同じ人たちの発言じゃないにせよ、この引きこもり女性に対しては、随分とお優しいエールを送ってるのは、すごく違和感。

　で、この女性だけどさ、美談のように書かれているけど、私から見ると、単に恵まれたお嬢さんにしか見えない。
　ひきこもりの人の中にはメンタルな病や障害が原因で、それを周囲も自分も気がつかないままの人もいるというし、それは医療支援の問題として考えねばならないと思うけど、この人の場合、そういった病でもなさそう。
　ていうのはさ、「父親（７４）にがんが見つかり、「このままだと共倒れになる」って危機感持ったわけでしょ？本当に外に出たくても出られない人は、「出来ない｣筈だもん。
　なんか、親の金で養ってもらえるから甘えていたんじゃないの？と見えるんだよね。

　それが証拠に、チラシ配りのバイト代が生まれて始めてもらったお給料ってことは、学生時代、バイトもしたこと無かったわけ？高校はともかく大学まで行ってるのに…と。

　世代的にバブル崩壊で就職が難しかった年齢かも知れないけど、新卒で就職活動に失敗した時に、なにも考えずに引きこもって20年過ごせて、今、高校生のバイト代程度の稼ぎで生きていけるわけですよね。
　
　やっぱ裕福で恵まれたお嬢さんにしか見えないけど、もしかしてネット民ってこの類が多いから、同情的なのかね？