結果から言うと、非常に残念。
ここで、底力を見せてほしかったのだが、あと、221枚・・・。
しかし、山本彩が出演していも、同じ程度の売れ残りが出た可能性はあるし、下手をしたら、もっと売れ残っていたかもしれない。
それは、前日のリクアワの惨状からもわかる。
ここまでチケット販売で健闘できたのも、次世代への期待に他ならない。
苦戦の要因は、運営の読みの甘さにあると言っても過言ではない。
去年のリクアワが、土日の開催でもあり、4公演が即完売状態になり、リクアワなら・・・との甘い考えがあったのは確かだと思う。
さらに、リクアワ初日のまずさ・・・・
リクアワ最大のだいご味でもある順位発表を、先にしてしまうって方法。
これでは、完全に興味がそがれてしまう。
返す返すも、運営のまずさが目立ってしまった。
ただ、今回のリクアワとコンサートに関しては、NMBにしては珍しく、AKBチケセンでの取り扱いになった。
NMBは、かつては劇場公演も含め、一切、AKBチケセンで取り扱ってこなかった。
のちに、劇場公演に限っては、AKBチケセンに統合されたが、コンサートに関しては、AKBチケセンではなく、一般プレイガイド扱いになっていた。
それが、7月のみるきー卒コン以来、AKBチケセンの取り扱いになり、今回も。
今までAKSの影響の少なかったNMBだが、何らかの影響があったのか?
このバカげたドタバタの遠因には、やはりそうしたものがあるのではないか?
それに、コンサートタイトル・・・
今までのNMBのスタイルではなく、どちらかというと、AKB臭が非常にきついんですよね・・・
などと、勘ぐってしまうのである。
やっぱり、NMBは独自性、独立性を持っていてほしい。
そうじゃなきゃ、NMBじゃない!
とまあ、いろいろと勘ぐってしまうのは、とある伝説のコンサートと、今回のコンサートが、あまりにも類似しているってことである。
それは、最後の述べることにしましょう。
以下、ぶっちゃけ、むちゃくちゃ長文ですw
まず今日のコンサートそのものについて。
素晴らしい出来です。
素晴らしい演出です!
セットリストも、メンバーの意気込みも、何もかもが素晴らしかった。
行かなかった人は、本当に後悔するほどの内容です。
山本彩、みるきーの2TOPが居ないことを全く感じさせない、本当に素晴らしいステージでした。
そして何よりも、メンバー全員が(正直なところ、一部は「?」てなのも居ましたが)、魂の叫びというか、全身全霊でパフォーマンスをしていることが、ひしひしと伝わってきたことなんです。
あのがむしゃらだった、大阪10番勝負のころのような、奥底から湧き上がってくるもの。
自分の持てる最高の武器、パフォーマンスを披露した、本当に最高のステージでした。
セットリストの順番を無視して、印象に残ったものを列挙していきます。
まず、3/31に初パフォーマンスが公開されて以来の、「虹の作り方」。
やっぱり、このユニットは最高です!
NHK-BSの「AKB48show」で披露はされていますが、やはり生は最高です!
あの「てんとうむちゅ」以来の、未来を感じさせ、メンバーの魅力に引き込まれてしまう素晴らしいユニットです。
そして、「夢のDeadbody」。
この曲は、劇場公演「ここにだって天使は居る」内で、山本彩がギターを弾きながら披露しているもの。
山本彩不在時には、長らく西村愛華、最近は山尾梨奈、加藤夕夏らがギター演奏とともに披露しています。
しかし今回は、ギターではなく、ドラム演奏。
そう、ドラムと言ったら、上西恵!
なんと、ドラムを演奏しながら歌唱するという、柏木由紀がソロコンサートで行って以来のスタイルを披露しました!
しかも、非常に難しい演奏。
それをこなしてしまう上西恵のスキルの高さ!
基本的にロックの私は、このパフォーマンスが、一番最高でした!
しかし、上西恵最大の晴れ舞台に、マイミクの上西恵推しが来れていないとは・・・
そして、センター候補のメンバーたちが、それぞれソロで曲披露。
一番安定していると思われている白間美瑠も、一番手ということもありやはり緊張もあるのか、少し音を外す瞬間も。
しかし、これは体幹や腹筋を鍛えることで解消できそうなことなので、これからの努力に期待です。
残念だったのは、矢倉楓子。
昔から思っていたけど、ぶっちゃけ、彼女の歌唱力では、単独センターは無理です。
それを実感させられました。
表現力は素晴らしいんですけどね・・・。
彼女には、根本的なボイトレが必要です。
これは、歌手としてだけでなく、女優としても役立つはず。
藪下柊は、相も変わらず(?)前田敦子の楽曲。
決して下手ではないのですが、いつもの柊でしかなかったところが残念。
意外だったのは、渋谷凪咲が、「ジャングルジム」を歌ったとき。
雰囲気もそのままに、見事に歌い切りました。
決して簡単な曲じゃないけど、劇場公演で「虫のバラード」をソロで歌ってきた経験が、ここで開花したと言っても過言じゃないと思います。
そして、太田夢莉。
披露したのは、みるきーの「やさしくするよりキスをして」。
声質が違うので、若干キーを落とし気味で披露しましたが、この曲、高低差が意外なほど激しく、難しい楽曲だと改めて実感。
しかし、みるきーの衣装をまとって歌ったゆーりの可愛さ・・・。
二推しだからじゃないけど、まるで人形のようでした。
最後は、最新シングルに収録されているソロ曲「ショートカットの夏」を披露した、須藤凛々花。
5期生の4人をバックダンサーに引き連れての披露。
昨日のリクアワでも初披露されたパフォーマンスでした。
しかし、この光景、どこかで見たような・・・・
あ・・・・指原・・・・
とにかく、繰り出すものが、ドキドキワクワクさせるものばかり!
NMBの懐の深さ、引き出しの多さは、本当にすごいです!
そして、運命のアンコールへ・・・
アンコール明けに、コンサートの感想やこれからの意気込みを、指名されたメンバーが述べていく。
笑わせて、そして大先輩として、最高のメッセージを披露してくれた藤江れいな。
言いたいことを、手の甲に箇条書きにして、それを堂々とカンニングしてのコメント(笑)
でも、話の内容そのものは、彼女がNMBに移籍して、最高の環境に居られることの喜びを表すとともに、メンバーを鼓舞する素晴らしいものでした。
続いて、泣きながら、必死になってセンター宣言をした、城恵理子。
彼女は、秋元康をして「AKB、SKE、NMBを作ってきたのは、この子に出会うためだった」と言わしめた逸材。
しかし、高校進学を控え、数々のプレッシャーに押しつぶされてしまった彼女は、わずか1年半でNMBを卒業。
そして、2年10か月前、3周年記念コンサートで、電撃復帰。
4.5期生として、研究生からやり直すことを決意。
しかも、その後に行われた大組閣の際に、チームMへの昇格が一度発表されたにもかかわらず、彼女はそれを辞退。
研究生として残ることを決めた。
あえて荊の道を選択した彼女。
そこに、彼女のどんな心理が存在したのか、今も憶測しかできないが、一度失った信頼を取り戻すために、彼女なりに自分に背負わせた十字架だったのかもしれません。
そのおかげで、あの伝説の「想像の詩人」公演が誕生したのですが・・・。
そうして背負ってきた十字架の重さ、一度センターに立ったことのある経験から来るプレッシャーからか、彼女からセンター宣言は出てきませんでした。
しかし、ついに、ジョーの逆襲が始まる!
泣きじゃくりながら、必死で心の叫びを訴える。
誰も経験してこなかったことを潜り抜けてきた、彼女の心の叫びには、本当に感動しました。
彼女にとっての盟友でもある山尾梨奈とともに、必ず、頂に立ってほしい!
そして、スタッフから、MCを務めた吉田朱里のもとに、メモが・・・・
最大の緊張感の中、それを崩す笑いが・・・
なんと、全員で着ているコンサートTシャツを、あろうことか、木下百花が前後逆に着てくるってハプニング(笑)
これは、狙ってやったのではなく、マジでミスったもの。
しかし、それをこのタイミングで指摘して、一気に笑いに持って行って、緊張を適度に緩和させてしまう。
それを自然と行ってしまう、NMBらしさ。
それが、この場面にも出ていました。
で、メモには・・・・完売ならず・・・
わずか、221枚・・・・
昨日の販売終了時点から、それでも144枚が売れた。
平日のコンサートにもかかわらず。
前日の大失敗を考えれば、それだけでも素晴らしいこと。
しかし、結果は結果。
次回シングルのセンターは、山本彩。
しかし、おそらく、この結果を、一番喜んでいないは、山本彩自身だと思う。
と同時に、伝言でしか聞くことができない彼女は、最高のパフォーマンスを披露したメンバーたちを頼もしく思っていると同時に、コンサート内容そのものには、大満足してくれていると思っています。
これは、秋元康にも同時に伝わっているはず。
残念な結果にもかかわらず、結果に一瞬涙したメンバーも居たものの、そこにはやり切った充実感でいっぱいのメンバーたちが・・・・。
決して満足はしていないだろうが、全力を出し切った満足感が、明らかに感じ取れていた。
普段汗まみれになることもないメンバーも、みんな汗だらけ。
特に、矢倉楓子は、ヤバイ・・・
完全にすっぴん状態。
みんなも髪の毛はぼさぼさになっていても、気にするそぶりも見せない。
この光景を見て、こんなに充実したメンバーの顔を見て、何も感じないファンやスタッフはいないだろう。
少なくとも、俺は、今まで見てきたコンサートの中で、一番素晴らしいものを見せてもらったと思っている。
昨日の大失態も加わり、彼女たちの戦闘モードスイッチが完全に入ったこともあるだろうが、その姿に、感動を覚えた。
この光景、どこかで見た記憶が・・・・
この大失態からの逆襲・・・・
ああ、AKBのもはや伝説となっている、あの西武ドームだ。
初日の終演後、秋元康がスタッフに「最低のコンサートだった」と叱りつけるとともに、おかしなことに疑問を言わないメンバーにも、雷を落としたあのコンサート。
そして、高橋みなみがスタッフに介入して、セットリストさえ変えさせてしまい、翌日は、それにこたえるようにメンバーが限界を超えて、酷暑の舞台裏で次々と酸欠と過呼吸で倒れながらも、最高のパフォーマンスをやり切った、あの伝説のコンサート。
あの姿にダブって見えてしまった。
決して完璧じゃない。
でも、最高のものを出し切る。
今自分たちが出来る最高のパフォーマンスを、細い蜘蛛の糸にしがみつくためにやりきる。
この姿に感動しない人間が居るだろうか?
俺は、この姿を見られただけでも、このコンサートは大成功だったと思うし、やってよかったと思っています。
そして、ダブルアンコール。
出てきたのは、太田夢莉一人・・・。
そして、そこで、彼女はセンター宣言をした!
誰もが待ち望んでいたもの。
事前に行われたShowRoom(ネット生配信)では、涙ながらにセンター宣言をした渋谷凪咲をはじめ、次々とメンバーがセンター宣言するにもかかわらず、最も期待されているゆーりが、センター宣言どころか、消極的な発言に終始・・・。
彼女の中には、3期生の公演初日にメンバーから外され、旧BIIでは、常に後列に位置していたことが、トラウマになってしまっているのかもしれない。
しかし、今もっとも輝きを放っているのは、間違いなく彼女である!
誰もが待っていた、センター宣言である。
ただ、彼女の中のリミッターがまだ外れきっていないのが、ありありとわかる。
必至に言葉を探している。
そうじゃない!
俺たちは、ゆーりの心の叫びを聞きたいんだ!
そう思ったときに、俺は思わず叫んでいた。
「ゆーりの本気を聞かせてくれ!」
すると、一拍言葉を置いてから、彼女から出た言葉・・・
「私は、山本彩を超えます!」
「さやかさん」でもなく、「さや姉」でもなく、「山本彩」。
そうだよ!
それが聞きたかった!
それが、それこそが、心の叫びなんだ!!!
そして、この神戸で、もう一度このメンバーでリベンジすることを訴えた。
ついに、ゆーりが覚醒した!
歴史が動いた瞬間だ!
まさに伝説になるコンサートだ!
俺たちは、伝説の目撃者になったんだ!
そして、コンサートの終わり・・・・
メンバーが引き上げていく。
最後にMCを務めた吉田朱里が、引き上げ間際に一言を述べようとした瞬間・・・
階段を駆け上がり、吉田朱里の前を遮った人物が!
「私も、センターを取ります!」
ドラフト一期生の内木志だ!
控えめでおしとやかなイメージがあるここちゃんまで、覚醒した!
予定調和にはない、本気のぶつかり合い。
販売結果なんて関係ない。
メンバーたちは、周りの大人の思惑を大きく上回る何かを、確実に手に入れた。
そして、これからのNMBは、群雄割拠の戦国時代に突入していく!
それが可能なメンバーが、NMBには揃っている。
NMBだからこそできる!
他のグループでは、ドラフト2期生が次々昇格していく中、NMBでは昨日の堀詩音の昇格のみ。
ぶっちゃけ、正規メンバーだけでは公演が回らない。
それでも、決してグレードを下げるようなことをしてまで、人数合わせに走らない。
その厳しさを乗り越えてきたからこそ、これだけのメンバーがセンター宣言をできるようになっている。
そんなNMBを象徴するような楽曲「理不尽ボール」の歌詞を最後に、最後に書いていおきます。
「支配されない We are NMB!」
NMB48、次センターは「山本彩orそれ以外?」チケット完売次第で決まる、運命の結末は?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=4162874
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