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2019年06月22日16:49

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Design & Reason - 槇原敬之

KAYLAND(ケイランド) MultiTraction(マルチトラクション)
https://open.mixi.jp/user/1726250/diary/1962334674

の、GORE-TEXライニング、
踵の後ろのシームが破れてる(つД`)

(ほ〜ら、フルレザーに比べるとファブリックなんてこの程度の耐久性
(-_-メ) ま、それはさておき)

■縫ってみた。
写真1:before,after,針

シーム周りは裏にゴムシーリングがあったらしく、針が通りにくくて結構大変だった。
疲れた〜 ε≡(゜Д゜;)

ま、防水性能まで回復するとは思わんがね。※1
アウトドア引退した今は、それは求めない。

今はこの子は出番じたいが少ない。
でも、紅の豚ふうに言うと「こいつは残してぇんだ」。(CV:森山周一郎)

縫って貰えませんかね?って聞いてみてもよかったんだけど、
針も買っちゃったし(笑、
ICI石井スポーツでは今はKAYLAND扱ってないし。
(ソール交換が「ICI自社だった」のもじつはそのため。
「厳密にはオリジナルと違うソールになっちゃうかもですけど...」
と言いながら、イヤイヤ、バッチリでしたよ。
ぜんぜん心配もしませんでしたよ。Vibramはグローバルスタンダードですから。)

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※1:そもそも、
(この頃は流行していたから取り入れたんだろうけど、)
GORE-TEXは「防水・透湿」の「ライニング」である。つまり「表地は透水・透湿」なのが前提だ。
だからジャケットなんかに使われる。ゴム合羽みたいに表地が防水・防湿だったら、使う意味が無いのだ。
なので、靴に使う場合、アッパーがメッシュ系ファブリックならいいが、
MultiTractionの場合はヌバックなので、
特にグッショリ濡れてしまった場合は、透湿性など全く期待出来ない。
しかも表地/裏地の間にはクッション層がある。そこまで水浸しになったらもうどこかしら浸水するやろ、と思えば、
ライニングに防水性はマストではない。それよりは、「良い靴下を履く」方が
ずっと重要だ。シミてきた程度の浸水は気にならなくなるからね。

なので、バイクメン時代はそれなりにGORE-TEX製品持ってたけど、
ヨカッたのは、オーバーパンツとスパッツくらいだったかなー。トップスと手・足については「夏の小雨程度からしか守ってはくれない」
(その程度なら、あってもなくても、どっちでもいい)印象っていうか。
山用・レジャー用ならそれでもアリだったかも知れないけどね。
トップスと手は消耗品と割り切っていたし、靴は、そもそも2日連続では履かない様にしていた(濡れようが濡れまいが、履いた次の日は1日干す)から。

(後日追記:「流行」っつーか「過渡期」だったのかな、この半端な素材構成は。
コイツより1世代前はGORE-TEXライニングは無かった。逆にコイツより1世代後は
表皮もだいたい天然革ではなくケブラー等のハイテクファブリックが使われる、
みたいに。)
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■ついでに色褪せも直したくなった:

小さいが新品当時の画像:https://open.mixi.jp/user/1726250/diary/1961696759
元はネイビーブルーなんだよなー。

まずは、
洗濯用洗剤から、これも最近買った M.MOWBRAY ステインクレンジングウォーター まで投入、
やれる手は全て尽くしてガッツリ水洗い。
ム、これはこれでカッケェな(笑
でも乾くと...
写真2:before,after

補色用の顔料探しに東急ハンズへ。シューケアマイスターのおっちゃん
https://open.mixi.jp/user/1726250/diary/1971510886
に、写真見せてアドバイスを貰い、
(ちなみにFUGA履いてったんだけどまた食い付かれました^-^; さすが、解ってらっしゃるw)

FAMACO(ファマコ) スエードカラーダイムリキッド ネイビー 購入。

仕上げはいっそダビンオイルでいいかな。ミンクオイルに比べるとそれほどテカらずシットリするから。
昔は、ヌバックの質感を保ちたくてテフロン撥水系のスプレーをよく使っていたけど、あんなのすぐ効かなくなる。オイルドのほうが防水性も高かろう...

...と思ったが、シットリするかわりに、決定的に色が濃くなってしまう。その上、スムースレザーと違い、乾くとなんかコ汚いかんじになる...
ダメか(´∀`)ゞ
数日、洗ったり乾かしたりを繰り返し...

■完成:写真3

仕上げは結局、フツーにコロニルベロアボトル(手持ちの無色)。これの青だけでもよかったかなぁ
ま、こんなもんか...

...履き心地というか、パワーアシスト感がとにかくエグい。
部屋の中でしばらく履いてつっ立ってました(笑
脱ぎたくないし、座りたくない。その必要が無い。力が湧いてくる。
これ履いてさえいりゃ、武井壮とだって戦える(嘘)(笑

...まぁ、KAYLAND×SIDASだから、「ルーツが」じゃなく
ガチでアスリートかレンジャーそのものだから、当然っちゃぁ当然だが。

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そういや、2年くらい前から流行ってる「サイドゴア」とかいうブーツについて:
「ゴア」というのはGORE-TEXのことか?この呼称だけでもかなり「意味解ってんの?w」ってかんじ。
実際にGORE-TEXを使っているにしても、踝だけ透湿にしてどれほど意味があるのかw
(無いね。そもそも履き口ブカブカな時点でそのへんの通気性はバッチリだしw)
レディースは、まだいいよ。女子向けにはそもそもちゃんとした靴じたいが少ないから。
シームレスレザーで防水だし、
中にはアウターソールの形状が、まるっきりVibramをパクったものもあった。
パチモンであったとしても、ちゃんとフィットしさえすれば、そこそこ存在価値はある。

ところが去年あたりから、調子に乗ってforメンズが現れた。だいたい、「オシャレですねって言って欲しそう」な、ちょっとイタいかんじのオッサンが履いている。
まぁね...プレーントゥ・1ピースのラインはそれなりにキレイだけど...メンズの革靴は他にいくらでもあるのだ。
安きゃあべつに構わんのだけど、「メンズファッションあるある」で、スケールメリット出ないもんだから、品質のわりにムダに高価。
見たところ、ソール交換が出来る様なちゃんとしたモデルは無さそうだし、あの薄い革は、イイやつほど、
メンテを怠ればすぐカピカピになるだろう。
そして"ゴアとやら"がヨレヨレになって、ソールが減ったらゴミ箱行きだ。そこで一気に流行は終わりである。
https://open.mixi.jp/user/1726250/diary/1964543277
にも書いたが、ファッションデザインにだって、必然性は要るんだ。

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