そんなに俺が悪いのか - VDSLでもPPP talkerの座を死守してみました。

(去年11月頃の話なんだけど、書いてうpするの忘れてた)

何年か前にNTTがメタルを撤去したくてしょうがなさげに、新聞の勧誘よろしく(多分インセンティブ配って)下請け使ってアホみたいな勢いでADSL→光切り替えキャンペーンやってて、
一時期やりすぎを批判されたか何かで下火になっていたが(訳も判らず複数回線契約させられた世帯もあったやに聞く)、
最近いよいよ本気でメタルを撤去したくなったらしく、またセールスがやってきた。
(ちなみにこのくだりの後、別のがまた来たんだよね。アホやのうw)

「お宅のマンションでメタルはもうお客さんだけなんですよ」と言うから、
固定IP、プロバイダ限定、あとPPPを自分で喋りたいからルーターではなくモデムが欲しい。それが出来るなら乗り換えてやってもよい、と言うと、
「あぁそれなら出来ます」と言うから、
いつかはやらにゃならんことだし、旧設備の整理は心情的にも十分同意できる動機であるし、
乗ってやることにした。
(この時来た技術？営業氏を便宜上、以降「後輩君」と呼ぶ。)

工事日当日。後輩君の会社の下請け業者がやってくる。
この業者が持ってきた機械は明らかにルーター。
オレ「これ、ルーターですよね？」
業者「いや？モデムですけど。」
オレ「(...まぁいいや、とりあえず好きにやらせてみよう。)」
業者「(ひとしきり作業の後)出来ました。ttp://192.168.1.1でアクセス出来ます」
オレ「え？(早速w)バッティングするんですけど。ていうかルーターですよね？」
業者「えぇ...ルーターです...その辺はよく知らなくて...えっと、お客様のルーターはこれですか？」
オレ「いやそれハブだからw ていうか自分でPPPするからモデムを持って来てと言ったでしょ。ルーター機能殺せないの？」
業者「プロバイダから貰ったIDとパスワードがあれば...」
オレ「いやこいつ(そのモデムだかルーターだか)を設定するやつでしょまずは」
業者「あ、それはuser:userです...」
オレ「(こいつではラチが明かんな)...まぁ何とかなるでしょ...とりあえず、お疲れ様でした。」と、帰す。

早速設定を試みるが、「PPPoEしない」とか「Port1はVDSLへpassthruする」みたいな項目が見当たらない。
(後にして思えば[ブリッジモード]ってのがそうらしい)
メンドくさくなって、後輩君にTel。
「モデムではなくルーターが来ちゃって話違うんだけど」
「それは申し訳ないです。設定すれば出来ますんで、伺って作業します。」と言うので、来て貰うことにした。

後輩君「プロバイダのIDとパスワードはありますか？」
イヤw それはここで(PPPが空しくre-dialupし続けてるコンソールを見せる)打ってるから。そっち(そのルーターだかモデムだか)でダイヤルアップしようって時点でダメでしょ。
「あ、そうですよね...」IEの[接続ウィザード→ダイヤルアップ接続]と弄りだした。
イヤイヤwww、それモデムじゃないんだから、ダイヤルアップ出来ないでしょ。ていうかそのパソコンはこいつ(そのルーターだかモデムだか)の設定のために一時置きしてるだけだから。仮にそれで繋がってもすぐ捨てちゃいますよ。

「モデムを持って来い」という意図を、「あぁ、この人は、なんだか知らないけどお手手で"ダイヤルアップ接続"をしたいんだな」と曲解(イヤ合ってるか)したのだとしても...だからそれってモデムじゃないと出来なくね？
何をしに来たんだコイツはwww

結局後輩君、解りそうな先輩に泣きながら電話→オレが直に話す。
先輩曰く「契約に"ひかり電話"が入ってると、モデム単機能機のレンタルは出来ないんですよ。まぁ実際は今お手元にある機械も箱のなかでブリッジしてるだけなので、切り離すウラ技はあるかもなんですが...」
「そうか、実際はそっちに引っ張られてルーターが来ちゃってるワケね(Telラインも中でIPに変換されてるか何かでルーターにぶら下がっている。ルーターかまさないとレガシー電話線はそもそも出せない。)。しかし困ったなー。モデム単機能機自体は提供可能？そういったブツがそもそも存在しないなら、そういう風に宅内システム組み替えるしかないけど。」
「ひかり電話をナシにすれば...そういう機械自体はあります。」
「"ADSLに戻してくれ"ってのは、ナシですかねー」
「そうですね...そこがちゃんと伝わっていれば今回お客さん工事に同意されてないってハナシですよね...そこんところは大変申し訳ないんですが...」

ひかり電話ナシの契約へチェンジ、モデムの用意、
をなる早でやってもらうことにし、とりあえずclose。

後輩君を帰し、インターネット難民となったショックで暫くボーっとした後、
先輩の話を思い出し、ルーターをよく観察すると、背面に怪しいフタを発見。
開けて見ると、ものすごく判りやすい、
見るからにモデム→ルーターを連絡している、短いRJ45を発見www
なーんだ、ここブチ切って割り込みゃあいいんだ。
固定電話は使えなくなるが、仕方ない。
やってみると、PPPはアッサリdialupに成功した。

ところがCHAP認証でハネられてしまう。今度はプロバイダへ問い合わせ。※
「[回線種別]を[フレッツ光ネクスト]に切り替えたら、CHAP認証が通らなくなっちゃった。どうしたらいい？」
「お客様フォームから切り替えて下さい。」
「イヤ、それしたら通らなくなったって話。基地局の名前とか要る？」
「アカウントのサフィックスは(回線種別により切り替わりますが)書き換えてますか？ パスワードは勝手には変えません。...ていうか調べてみたら接続要求来てませんけど。回線種別合ってます？」

何だと？

下請け業者の置いてったレシートをフト見ると...「Bフレッツマンションタイプ」って書いてあるぞ。アレ？後輩君の書いた申し込み書では[光ネクスト]とあった様な...違くね？
あらためてPPPのログをよく見たら、CHAP認証でオチてるというより、CHALLENGEに対しアカRESPONSEした時点で拒否られてる。auth failの理由はuser unknown(恐らくサフィックス違い)だったのだ。

ピースはハマった。
プロバイダへ回線種別変更申請しリトライ...接続オッケー！
難民生活をようやく脱することが出来た。

※
(安いけど、サポート電話はキホン繋がらず、手続きも何も全てWebフォームからやる無人プロバイダ？なのと、
「帰って寝るだけ」の生活スタイル、
そもそもそのWebに繋がる端末が手元に無い**、の３重苦により、
こうして書くとカンタンだけど、実はこのやりとりには数日を要している。
(**正確に言うと無いこともなかったが、Webフォームが重くケータイでは開けなかった))

その後、NTT某(後輩君の会社)の別の先輩からフォローの電話があり、
ルーターのPPPを"手動接続"に、かつ"ブリッジモード"をONにすれば、LANポート１番のマシンのPPPをpassthruするハズである旨※※、
(ついでに、セッションプラスとかいう裏？サービスを申し込むと、その状態からルーターにPPP喋らすことも可能であるらしいことも)
説明があった。
つまり契約変更は不要、機械もこのまま、レガシー電話機やFAXも使えるってコト？

後日、ルーターに系の違うダミーアドレスを与えて設定変更した後、
モデム→ルーター連絡線(短いRJ45)を復活させ、
ルーターの１番ポートからPPPoE出来、レガシー固定電話も使えることを確認。
なーんだ。最初に来た下請けも後輩君も、大枠では間違ってはいなかったんだな。それ※※最初に言って(もしくは途中で気付け)よw

ややこしい客でスミマセンデシタね全く。
ま、それ何てISP http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1592614451&owner_id=1726250
でも書いたが、イヤならもっとコストを払うべきだから、別に何とも思わんけどね。
「10%-90%の法則」で言えば、彼らは現状で恐らく90%の効果を得ていて、オレはそこに含まれてないだけの話(それ(法則)を信条とする自分がオレも仲間に入れろというのは筋違い)。
このくだり、要約すると(回線種別の取り違えを別にすれば)「オレのルーターは素人が見ると面くらうらしい」ってだけの話だし。