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2016年06月30日08:25

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本の足跡 part588 『ジャーナリズムの現場から』

『ジャーナリズムの現場から』
 大鹿靖明:著 / 講談社現代新書

著者もジャーナリストであり、他のジャーナリスト10人との
対談の様子をまとめた一冊

日本の新聞は、独自性・主体性がなく、
権力によって言論統制・情報統制されている指摘は
最近良く目にする

さて、ジャーナリストというくくりでは
新聞は含まれるのか?

言葉のイメージでは、組織に所属せずフリーで
取材・活動しているのが「ジャーナリスト」

本書に登場するジャーナリストは、元々大手新聞社の
貴社経験があり、何か一つのテーマ・課題にとことんまで
取り組んだ経験がある

勿論、各人が優れた実績と業績を残している

むしろ、そういう独自の活動があるが故、著者がインタビューを
実施しているといえる

本書を読むと、本当のジャーナリスト・ジャーナリズムというのが
分かる気がする

各自が信念を持ち、自身が抱いた違和感・疑問点をとことん
追求していることが分かる

何かに対して問題意識を持ち、追求することはヒトとして
重要なことであることを再認識させる一冊

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