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2015年04月18日01:47

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名曲選「ジェラス・トレイン」河合奈保子

アイドルには「決定打」的な作品を持っている方が多いんですけど、松田聖子・中森明菜もとより、この間取り上げた柏原芳恵にも「ハローグッバイ」「春なのに」っていうホームランがあるんですね。で、考えてみると…河合奈保子ってどうなんだろう?売上的には「エスカレーション」、大ブレイクの「スマイル・フォー・ミー」、ターニングポイントの「けんかをやめて」、売上はいまいちだけど自作曲で話題になった「ハーフムーン・セレナーデ」…と言うわけでいまいち判然としない印象です。リアルタイムに経験した世代や、80年代アイドルブームを探求されている方なら、もっと他の作品も挙がるでしょうけど、どんなもんでしょうね?世間一般には「エスカ〜」でさえぼやっとしてるかもしれませんね。同じことが、堀ちえみ・石川秀美あたりにも言えそうです。←彼女達と河合奈保子を一緒にしたらチト可哀そうですかねあせあせ

で「ジェラス・トレイン」ですが、彼女にとり20枚目のシングルになります。河合奈保子のシングルって割と春に発売する作品がチト弱いんですよね〜。82年「愛をください」、83年「ストロータッチの恋」、84年「微風のメロディー」、85年今作と、印象が薄いんですね(悪くはないけど)。

「愛を〜」は前後の作品は20万枚超えですが、17.7万枚と大コケじゃないけど、勢いに水を差す感じ(過去日記に取り上げたとおり作品的には大好きです)。
「ストロー〜」は「ヤングボーイ」でブレイク以降、ここまでの最低の売上げ14.2万枚。
「微風〜」はデビュー以降、初の登場9週(10週割れ)と短命が顕著に(売上げ14.8万枚)。
「ジェラス〜」は「ヤングボーイ」でブレイク以降、初の10万枚割れの9.6万枚
ってな感じで彼女の場合「春」に鬼門がありますね。その代わり「夏」にはアイドル通の中では代表曲と言える作品が多いんですね。「スマイル〜」「エスカ〜」「夏のヒロイン」など。

作詞/売野雅勇 作曲/筒美京平 編曲/萩田光雄 の布陣

売野さんと、京平先生は、この作品まで3連投です。
で、「エスカ〜」や「UNバランス」に代表される、京平先生のタイトな作品群のラストを飾る作品です。今回はメロディーラインが非常にハイレベルで上下の振幅が大きいんですね。京平先生が「奈保子!ついてこれるか?」ばりに言っているようです。けど、見事に奈保子のボーカルは応えており、途中でスキャットも聞かせてくれます。萩田さんのアレンジも安定感抜群のディスコチューンに仕上がっています。コーラスのEVE(だと思う)も奈保子以上に気張っていますわーい(嬉しい顔)

発売85年3月5日 最高6位 登場7週 9.6万枚 
オリコン*****6-*6-12-16
かじやん45-14-?-*13-14-17-24-22
ベストテン**15-10-10-10-12-18

ベストテンで10位を3週連続で続けたんですね〜

この次のシングル「デビュー/マンハッタン・ジョーク」で唐突に唯一の初登場1位を獲得します。
ま、5周年記念のシングルで1位を獲らせようと言う機運が高まっていたのと、ルパンの映画のタイアップがあったにせよ、全くもって???でした。

そういえば娘のKahoって活動してるんだろうか?13年秋にドラマ主題歌でデビューして、宇多田の再来と言われてたけど・・・何にしても、あのボーカル力を埋もれさすのはもったいないと思う


https://www.youtube.com/watch?v=Dl9_n2ZcA1I
↑夜ヒット 音源は見当たりませんでした。素晴らしいボーカルの伸び。
この時の表情はKahoに似てますね さすが親子だ


代表曲って、その時の大ヒット具合も大事だけど、後々に回顧系番組で取り上げられることが多く、視聴者に刷り込まれていくのが多いのかな〜 「木綿のハンカチーフ」「聖母たちのララバイ」「まちぶせ」「春なのに」あたりはよくTVで見かけます。

河合奈保子はやっぱり「夏のヒロイン」「けんかをやめて」「エスカレーション」あたりかな
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