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2018年10月22日17:04

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民族服に陶然となる

週末、もう一つのイベントは、某大学の国際文化交流フェスティバル。
知り合いのイラン人の女性がSNSで教えてくれた。
外部の人間が行ってもいいの?と尋ねてみれば、
是非!!と誘われたのでさっそく小くーにお伺いをたてると、
行く!ともう目がきらきらと輝いている。

ノリのよい子で良かった…と思いつつ、小くーと友達のMを連れて行ってきた。

開催先は水利土木関係で有名な大学で、アジア・アフリカ系の留学生が多いところである。
正直どの程度のイベントか分からずに、そうそう期待はしていなかったのだけれど、
良い意味で全く裏切られてしまった。

会場に着くと、そこかしこに民族衣装に身を包んだ留学生が。
その数ざっと見回しただけでも数十人、きらびやかな衣装が美しい。
そしてその数は、どんどん掛け算ひいては平方根のスピードで増えてくる。

小くーの目はさっそくミャンマー人の学生にロックアウトされて、
「ママ、ミンガラバーって言いに行こう」と、なんだか凄い親近感を覚えている様子。
(ただし、1人では行けない)

この手のイベントはインター等の催しも行ったことがあるのだけれど、
そこで出ていたのは、早い話が「企業が進出してこられる国」=いわゆる先進国が多し。
しかしそれとは一味毛色が違う人々で、なかなか普段お目にかからない分、
私にとってはより魅力的である。

各種趣向を凝らしたブースを眺めれば、覚えているだけでも
ラオス/ベトナム/ミャンマー/タイ/ネパール/パキスタン/バングラディッシュ/オセアニア諸島/
モンゴル/カザフスタン/キルギスタン/タジキスタン/イエメン/イラン/アフガニスタン(!)/モロッコ/
タンザニア/コンゴ/ガボン/ベネズエラ…等、合計で30カ国ほどだっただろうか。
様々な民芸品を並べ、ついでに各国の美食も試させてくれる。

その規模から見ても、大学当局或いは南京政府?江蘇省?等からの
資金援助が感じられる大規模なもので、とにかく人数も多い。
公費留学生が大多数と思われ、中国と国境を接している周辺諸国が多いこと…から
中国の国策の一部か・・と穿った思いも頭をよぎったけれど、
まあそれはさておいて、踊れや歌え。

同大学の大学生だけではなくて、南京ひいては各地の留学生が集まってきたのだろう、
久しぶりの同胞との顔合わせに喜んでいる学生も多くて、
いつの間にかゲームやダンスが始まった。
ターバンを巻いたイエメン男性のペアダンスや剣の舞、
太鼓の回りに丸い円を描き、大声をあげて踊っていたタンザニアの踊り・・
民族服をきた彼らは10割増で男っぷり女っぷりも上がっていて、
ついでに自信に満ちあふれていて、本当に素敵だった。

いやあ、楽しいことは色々あるけど。
自分も「周囲」もこんなに楽しかったのって、久しぶり!

まるで国連の縮図のようだった自分自身の留学時代を思い出し。
身近でこんな体験できるのは、ある意味中国だからかもしれないな・・と
ちょっぴり中国に感謝した一日になった。

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