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2017年12月16日16:14

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風門館護身体術。得物護身。12月9日。 

平成29年12月9日。土曜日。午前の部。田川郡香春町風門館本部。

稽古内容 古伝体術・風門館護身体術

風門館護身体術
1本目・小手取 初手:片小手、真名手:綾取、変化:手鏡・羽根茂木
2本目・前突 初手:羽根受一本取、真名手:羽根受腕絡、
変化:蹴当小手返・羽根受後蹴・二段蹴
3本目・弓振(ゆぶり) 初手:揚受脇取、真名手:羽根受天秤屏風返
変化:羽根受天秤逆徳利・羽根受天秤小手返

古伝得手(中伝):指取羽根車・指取羽根返

古術を、専門に教え始めてから、もう、10年近い歳月が流れた。ここで、改めて思ったのが、古術の手業が膨大すぎること。

得物から、体術まで、芸法10法360手と言うが、実際の変化技をいちいち数えると、3000手くらいあるのかも知れない。

最も、ある程度行くと、基本の応用に過ぎないので、容易に覚えるが。

しかし、一から学ぶ人にはそう簡単ではにあようだ。今、基本古伝のまま残しているのは、組討と元手(太刀振)

これ以外の取手と当身をそのまま、残すには、時間がなさすぎかも知れない。そこで、体術護身クラスができたのをきっかけに、新たに、古伝の取手や当身を含む風門館護身体術を編成し、そこに、古術の技法を残そうと工夫している最中である。

これが、思ったより評判がよく、私としても、残りの20年を、この作業に没頭したいと思っている。

と言うことで、この日、外は小雨。夏なら、小雨でも野天で稽古するが、冬の寒い中、小雨の中の稽古はさすがにまずい。

屋内で稽古。木霊丸氏が稽古に来るとき、雨が降るということがほとんどないという奇跡的な人なのだが、どうも、天意なのかも知れないと感じているところだ。

我々、古術者は、偶然の中に真意を見る。そろそろ、そういう時期なのかも知れないと感じた。
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