自分を認めないでいて、他人を認める事はできない。
自分に許せない所が沢山あれば、許せない人も沢山できる。
立派に育てようとするあまり、子供に高い理想を押し付けてしまう。
理想通りに育った子供は、周囲にも高い理想を求め、
生きずらい性格になる事がある。
その子供は、高い理想を他人に押し付けずに、
一人一人の個性を理解せねば、人を受け入れる事はできない。
親が高い理想を、直ぐに実行させようとするのは間違い。
子供のありのままの姿を認めた上で、
長い目で成長を見守る余裕を持つ。
人に甘える事ができないと、人間関係を作れない。
相談や悩み事など、小さな我儘を言えないと
人は繋がって行けない。
小さな我儘を言えない人は多い。
酒を飲んだ時だけ、普段言わない事を勢いよく話す人は、
日ごろは大人しく、自分を抑えている。
これが、極端になると犯罪に繋がる事がある。
少年院で殴られ続けて、傷つき過ぎて感覚が麻痺してしまう事がある。
殴られても、麻痺して痛みを感じなくなった子供は、
自分が殴られる事に慣れてしまい、
人を殴っても悪い事をしたと感じられなくなる。
こうした子供たちを更生へ向かわせるためには、
まず否定しないで、受け入れてやる事。
リストカットをする子供がいる。
「そんな事をしてはいけない」という否定も、
「どうして、そんな事をしたの」という叱責もいけない。
「そんなに、しんどかったのか」と、
辛さに共感してやる言葉が必要だ。
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