「カレーcamp」で、一日分の野菜カレー+完全食セット(柔らかい鶏手羽二本)+コールスロー(画面外)
赤いのは福神漬代わりの付合わせ。
最近カレー屋が林立状態ですが、ここのは甘口で何にも似てなくて美味いです。
「なんだ、ただのカレー風味野菜炒めじゃないか」と感じるのは気のせいですよ
コールスローもクミン?が効いてて面白かったです。
因みに本店は二軒あり、ここは代々木です。
女性集客を中心に考えたメニュー作り(つまり金儲けありき)なので、、直営店と名前貸しの別業態の店がありますので要注意。
特に駅ナカは経営が日本レストランなので味が相当落ちるとの話です。
http://curry.camp
お次は映画。
「ウィンストン・チャーチル」
チャーチル映画といえば従来は「戦争と冒険」が浮かぶと思いますが、この映画は全く逆の視点で特定の短い時間枠だけに集中しています。
ネットで手軽に音声や映像が見られない時代、チャーチルの演説はハムフェアで領布されていたNHK収蔵音声のカセットや、BBCの20世紀の記録(TBS版)の録画に頼るしか無かったのですが、CDで「戦勝記念日50周年(V-E-Day: 50th Anniversary)」が発売されて、鮮明な音声で聴けるように成りました。
輸入CDを扱う店を小まめにまわって、間違えて?仕入れてしまったこうしたCDを見つけて買い漁っていたのです。
ナチとソ連は専門店が有りましたが、英米仏伊を見つけるのが大変。
チャーチルの演説はなんといっても「We Shall Never Surrender」と「This Is Your Victory」ではないでしょうか?
https://www.amazon.com/V-Day-Anniversary-Musical-Memories/dp/B000001HIK
世間でのチェンバレンの評価は低過ぎると思います。
後にこの映画を含む様々な作品でチャーチルの引立て役にされているのが原因かと。
実際は思慮深く何もかも分かった上で究極の選択をしてたというのが私の印象です。
英国民も最初から「撃ちてし止まん、ナチスドイツ」では無かったのも記録から明らかです。
それを踏まえて観ると面白さ倍増ですね。
題名は、日本ではこうするしかなかったというのが私の見解です。
http://www.churchill-movie.jp
「パシフィック・リム:アップライジング」【極上爆音上映】。
http://pacificrim.jp/sp/
「レディ・プレイヤー1」。
http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/
どちらの映画も、もはや内容を思い出せません
それはそれとして、アップライジングにしてもレディプレイヤー1にしても、ネット上では一見賛否両論が拮抗している様で、実は賛の人の発言は一度だけ、でも否の人は何回も発言して水増しし、あたかも多数の人間が意見を述べてる様に錯覚して見えてるだけですね。
こうした否意見の人達は、何かを「罵倒すれば自分の優秀さの証明に成り全人類が自分を崇拝する」と愚かな妄想に取りつかれてるのがおめでたいです。
「バーフバリ 伝説誕生・王の凱旋」【極上音響上映】。
私の中ではバラーラディーヴァ=シンダー・マハル(WWEスーパースター)なのですが、ベルト失ってから今一つ影が薄く成ってしまって残念です。
ところでWWEといえば、「エクスペンダブルズ4」の悪役は何とハルク・ホーガンらしいですね。
でも私がかねてから望んでるショー・コスギが白忍者装束で出演って線は実現しそうにありません。
という訳で3月のイベントの話題、最初は「ボートショー」です。(03月10日)
私のお目当ては海洋冒険家、白石康次郎さんのトークショー
因みに前席中央三列目まで後のスケジュールのアイドルトークショー目当てと思われる席取りで無人です
前回のヴァンデ・グローブ(単独操船世界一周ヨットレース)は残念ながらマストが折れてリタイアしてますが、スタート前に行われた選手ゴルフ大会ではブッチギリ優勝
それで運を使い果たしたと(笑)
白石さんの話はヨットを知らなくても超面白いです。
スポンサー確保にも大事な事ですね。
アメリカズカップの寡黙で落ち着いた雰囲気の早福さんとは良い意味で対称的です。
次回ヴァンデグローブは枠30艘に対して既に希望が47人。
なので各選手権でポイントが与えられ、参加優先順位を決める制度に成りました。
しかもフォイル艇(アメリカズカップのような水中翼帆船)優先なのですが、現在建造中の艇を含めて現時点でのフォイル艇は売切れ状態
「中古艇でなく、たまには新造艇で参加したいなぁ」と、右手出したり引っ込めたりアウトリガーウイングを表現したアクションでアピールします。
2年前、ビッグスポーツ大勝を受章。
その年はオリンピックだったにも関わらず、軒並みの銀メダリスト押さえての受章
「リタイアして何も結果出してないのに」と云うものの、審査員満場一致だったそうです。
自身の努力だけでなく、単独レース生中継が多くの人に「自分もまだやれる」と希望を与えたのが受章理由と思われます。
サイン用ポスター。
丁度おにぎりを食べてるシーンを使われちゃったそう
続いてサイン会がコーデン(航法機器)のブースにて。
絵に描いたような滅茶いい人、滅茶楽しい人です。
http://www.kojiro.jp
この時点で白石氏の単独航海用ヨット「スピリットオブユーコー」は母港である浦賀の「シティマリーナヴェラシス」で船底塗替え中。
浦賀城址から。
元々ここは川間ドック(浦賀船渠分工場)で、レンガドックのみ注水状態で保存(というか放置)されてます。
海水の出入りが無いので水が濁りに匂いも酷いです
http://www.velasis.com/
白石さんの「スピリット・オブ・ユーコー」(4代目)
ダガーボード(風下に押され流されないようにする引き込み式の舵の一種)艇ですが、ウイングは付いて無いので空中に浮きあがるフォイリングは出来ません。
船の方での私の目玉はコレ
ヤンマーのサスペンションボート。
カタマランの艇体を海象条件や転舵時の遠心力に合わせて動かす仕組み。
言わば海のリアクティブライド。
流石はヤンマーと言わざるを得ない、素晴らしい
二重反転プロペラ
プロペラ形状は安全面に配慮してクラッシックなスタイルに成ったと思われます。
サスペンションボートの横のエンジンはハイブリッドシステム。
車と違いブレーキや坂道が無いので、ディーゼルを燃費や有害物質を排気しない理想回転数で回しっ放しにして、余剰エネルギーで電力を稼いで溜めておき、ブースト時のアシストや、出入港時の電力のみ推進に使うと思われます。
ヨットコーナーにフォイル艇無し
津浪シェルター。
ブガッティーのセミトリマラン。
両翼の船体は安定や甲板面積確保に配慮したというより、曳き波対策の消波装置だと思われます。
ホンダのカタマラン形式オフショアスポーツボート。
レース用ボート「JESSE JAMES 36feet」に今秋発売予定で3600ccV型6気筒250馬力の新型船外機「BF250D」を3機装備しています。
偶然、久里浜港で目撃しました
結構、音が凄いです。
レクサスのクルーザー「LEXUS Sport Yacht Concept」。
2019年後半から市販予定。
アチコチ発光装置が散りばめられており一見豪華絢爛で目を引きますが、見た目優先で船を知らない成金に売り付ける目的だと思います。
抵抗減目的の側面吸気で船底に空気巻き込むデザインですが、流行設計の猿真似でその仕組み原理は理解せず形だけコピーしてる模様です
タンブルフォームの船体形状と合わせ悪い海象条件が揃えば、航行ソフトがローリングをフラップで抑えようとして逆にコントロールが効かなくなり転覆事故を起こす事が予想されます。
船を知ってる欧米の本物のお金持ちはブガッティーのクルーザーの方を選択すると思います。
いすゞのエンジン。
ボルボのエンジン。
二重反転プロペラのプロペラ形状は、おそらく安全面と性能の両立で攻めた形状なのが流石ですね。
会場のみなとみらい横浜で、ついでに遊覧飛行もどうぞと航空会社がヘリコプターの展示。
ランボルギーニ・アヴェンタドールS。
クルーザー買えるお金持ちは当然スポーツカーにも手を出す筈で、ロータスやアストンマーチンも出展しています。
マクラーレン720S
半世紀前のマクラーレン・トロージャンM6GTからここまで進化してきました。
こうして見るとつくづく感じるのですが、船舶は流体力学的に飛行機や自動車より半世紀遅れてると思います。
でも人材的に優秀なのが居ないので仕方がありませんね。
http://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2018/
アイルランド・フェスティバル
(03月17日)
この翌日は表参道でセント・パトリック祭のパレードも行われました。
「リポビタンD!」(cv:矢島正明さま)
アイルランドといえばラグビー。
大塚製薬は日本のラグビーのスポンサーなのです。
会場にはミニラグビー場が用意され体験する事が出来ました。
アイルランド食やエールの屋台やキッチンカー
ところでアイルランドといえば、ホロックス中将(エドワード・フォックス)と、アイルランド機甲大隊長バンドレール中佐(マイケル・ケイン)による漫才を思い出すのは私だけでしょうか
あと、アイルランドといえばエディー・ジョーダン・レーシング。
生活用品や民芸などの物販。
何故かプリキュアも協賛。
シチュー
こんなのが700円ですが会場内では安い方。
かつてのこの種のイベントは店や地域の宣伝で名物を安く提供してましたが、B級グルメブーム以降は人が大勢集まるように成ったので、逆に普段の売上を補強する掻き入れチャンスへと変化してますね
こんな内容なのにこんな凄い値段で売れるのか?と思うような商品が行列為して飛ぶように売れる時代です。
アイルランド音楽家協会日本支部による音楽と踊り
ホウキのダンス。
楽器の左から二人目、バイオリンからバンジョーに持ち換えてます
その向かって右隣のミニアコーディオン状はコンサティーナという楽器。
改めてアイルランド音楽家協会日本支部テントでの音楽と踊りの紹介。
例えば軍事なり鉄道なり、その国の極僅な部分や歴史だけを見て、しかも現代日本の感覚で「あの国はこうだ。自分は全て理解している」と断定する人は多いですが、広いスパンで部分要素を集め分析しない事には「何故それはそう成ったのか」は全く読めて来ず、トンデモ説が横行するだけだと思うのです。
現地までは行かなくとも、こうしたイベントでその一端に触れる事は出来ます。
もちろんこれがその国の全てだと錯覚するのでは本末転倒なのですが。
http://www.iloveireland.net
青函連絡船講演会が出航のドラの音と共に始まりました。(03月17日)
今までにない人数が押し掛けていてビックリ。
NHKのニュースで青函トンネル開通30周年関連で告知があったからの様です。
(この文中敬称略)
父の友人Hさん作の十和田丸は遂に青森岸壁を再現するまでに増殖。
そしてその二人の弟子のRC船モデラーが、海王丸座礁事故の際に訓練生として乗っていた事が判明。
「青函連絡船 四方海話」第12便 (元・檜山丸船長 西沢弘二)
西沢船長の「四方海話」は今回、船長表札関連のエピソード。
船の科学館I部長が左端で模型を覗き込んでます。
「職場、近所に成りましたね」など駄話も。
「青函連絡船の機関に関する講演」 (元・青函連絡船機関長 渡邉恒夫)
渡邉機関長の今回の話は電力供給システムについて。
私が知る限り、津軽丸型青函連絡船は機械として最も思慮深く設計されていた物で(同じ年に登場した新幹線システムと双璧)、普通なら絶対絶命なケースでも予め配慮し供えられた危機管理システム(勿論過剰重量やスペース、メンテナンスの負担には成らない)でのりきっています。
毎度の事ですが、普通の人が聞いてもチンプンカンプンだったと思います。
昭和は恐ろしい(良い意味で)
飾り毛布実演 (元・青函連絡船船舶事務掛 吉田孝志)
上杉先生の解説、客室係吉田さんと相模原のホテル支配人森元さんによる飾り毛布実演。
講演関連の展示物。
さらに、青函連絡船終航30年という事で、乗組員の方々からそれぞれ思い出を。
写真は元・青函連絡船事務掛吉田孝志。
そして何と、最終便自由席整理券待ちダンボールテント村の番号札一番からの乗船客の方々も登壇。
それぞれ持ちネタ話で盛り上がりました。
講演者では無かったものの、私の師匠の一人「八甲田丸」葛西機関長が青森から上京されたので、緊急に挨拶コメント
最後は乗組員の皆様で記念撮影タイム
一人敬礼してませんが、実はOさんは乗務員では無いのです
http://www.funenokagakukan.or.jp/2018/7560/
船の科学館の沖を航行するは近海郵船のRoRo船「とかち」
http://www.kyk.co.jp/guidebook/tokachi/
打上は旧新橋停車場のテナント「ライオン」で。
西沢船長の音頭で乾杯です
葛西、渡邉両機関長が相対する凄い構図
化学遺産講座で日大工学部船橋キャンバス(陸軍演習用地跡)。(03月21日)
この日、キャンバスでは日本化学会のフォーラムが大規模に展開されており、公務員採用模擬試験も開催されてて悪天候の僻地なのに凄い人出でした。
学食も傘さしたスーツ姿の人達で行列状態。
館内撮影禁止ですが、許可をもらって案内を撮影させて頂きました。
http://www.chemistry.or.jp/event/calendar/2018/02/12-18.html
「グリフィス『化学筆記』およびスロイス『舎密学』」で、化学筆記では化学式が例えば水はH二O(数字は小文字)だったものが、舎密学で始めて我々が知っているH2Oと表記されたというのが面白い。
お目当ての講義は「第2次世界大戦中に日本でも合成ゴムは工業生産された」。
講師の田島慶三氏は通産省から三井化学に転向。
産業視点の化学企業史解説書でお馴染みの方。
正史では日本で合成ゴムの製造が始まったのは1959年(敗戦後GHQに研究自体が禁止されていた)という事に成っていますが・・・
実際は独やソ連で開発された製法で1942から二トリルゴム生産を開始。
日本独自のものとしては1942年京都大学工学部古川淳二博士がモノビニアルアセチレン法によるニトリル合成ゴムの製造に成功、 ’44年から製産に入ります。
日本は天然ゴムの産地を押さえていた為に合成ゴムは耐熱バッキン等の特殊用途でだけ必要でした。
講師の方々は例によって調べた事全部喋ろうとするので、ベルが鳴ってから駆け足で本題に入るのが困りもの。
本人は「ここ重要です」って強調しますが、私にしてみれば「ソレは本題に対して今話さなきゃ成らん事ですかね?」って感じ。
特別講演は「幕末の幸民麦酒の復刻物語」
講師は辻巌さん(小西酒造産本部長)で、話が実に面白い。
川本幸民は後の日本科学の土台作りで凄い業績上げてる割に一般には無名なのは、彼の遺稿が事故や震災や戦災で尽く焼けてしまったからだとか。
脱線話では、蛋白質はオランダ語の直訳では卵白質だけど卵の文字が男性器も表すのでまずかろうと、蛋の字を充てたんだそうです。
企業人らしく時間ピッタリに話を纏めるのも流石です。
おしまい。
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