[難易度:2、時間:60分]
以前、知人が「北海道は旨いものの宝庫だけど、沖縄って旨いものと言うと海ぶどうくらいしか思い浮かばん」と言っていたことがあります。
確かに街全体が冷蔵庫のような気温の北海道は海鮮を初めとして鮮度が違うから旨い食材の宝庫でしょう。けどね、沖縄って旨い料理の宝庫だと思うのですよね。チャンプルーやソーキそばなどの郷土料理だけでなく米軍キャンプの影響を受けたアメリカンな料理までその幅はうんと広いのです。
そんな料理の1つラフテーは沖縄風の角煮。見た目は豚の角煮と変わりないように見えますが、泡盛で煮て黒糖で味付けしているので油っこくなく、それでいてコクのある味は病みつきになりますよ。
[材料](4人分)
・豚バラブロック(できれば皮付き):500g
・サラダ油:適宜
[煮汁パート]
・酒(できれば泡盛):100g(1/2カップ)
・黒糖(なければ砂糖):18g(大匙2)
・濃口醤油:36g(大匙2)
[作り方]
1.豚バラは塊のままかぶるくらいの水に浸けてひと煮立ちさせ。すぐにバスタオル3枚ほどでくるんで30分放置します。煮汁は工程3.で使うので取っておいて下さい。
※30分かけてコトコト煮る工程ですが、バスタオルにくるむと温度がうんと下がりにくくなりますので同じ効果が得られてガス代も節約できます。
2.豚肉を1cm幅に切ってサラダ油と一緒にフライパンに入れ、中火にかけて焼き色が付くまで焼きます。
3.2.を鍋に入れ[煮汁パート]を加えます。更に煮汁を浸かるくらい加えて蓋をし、ひと煮立ちさせます。そのまま弱火で10分煮込みます。
4.3.の蓋を取り火加減を中火にして15分ほど煮詰めて、ほぼ水気がなくなればできあがり。
[備考]
・泡盛で煮込むと油っこくないと書いてあったので試してみました。すっごい、なんか今まで食べていた角煮と別物な感じです。表面を覆っている濃厚なタレも黒糖のコクが利いていていい感じ。
・泡盛は銘酒「残波」を使いました。贅沢だなぁと思いましたけど、それだけの値打ちはありましたよ。で、残った残波をクイクイやりながら食べるラフテーがまた旨いのだ。
・煮汁がめっちゃ美味しいので普通の角煮のように青梗菜や小松菜などの葉菜を途中から加えて付け合せにすると栄養バランスが良くなります。
・おろし生姜を加えると更にさっぱりして良いかも。
ということで、よければ一度お試しください。
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