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2016年08月26日09:36

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親の祈り

高畑淳子が会見 涙で謝罪「大変なことをしてしまいました」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4161314

子どもが犯罪を犯せば世間は普通に親を責める、それはしかたない。
けど、自分の子供が今現在犯罪を犯してないのは親の自分が立派だからじゃない。超草食男子に生まれ、この世のルールを死守する「気のしれないきちんと人間」になったのも、たまたまなんだと思ってる。
私は学校も学校のルールも嫌いで、多少微熱があると朝から体温計を脇に挟んで超気合を入れてた。そりゃ休みたいに決まってるから。
でも息子氏は学校を休むのが嫌いで、中学の時自転車をぶつけられて転び顔を何針も縫う大けがをした時も、高熱を出した時も、「学校はそうそう簡単に休むもんじゃないんだ、歩けるならいかなきゃ」と鞄もって外に出ようとするのを力づくで止めなければならなかった。
一方娘は目を離すと、登校したはずが東京の外れの山の中にいたりして、これはこれで安心できなかった。
屈折した時ほど口を堅く結び、どう戦ってもほぐせなかった。
そのうち笑顔が戻り、行きたい道に望み通り進んで、それはやさしい伴侶も得た。
今、二人とも成人したけれど、高畑佑太氏は22歳。
「無事成人」のその先も、人生は続くんだ。
そして何かしでかしたらやはり親としては知らん顔はできない、被害者がいるなら申し訳ないとやはり謝罪しなければと思う。
夫婦に終わりはあるけど親子に終わりはない。
「立派に育て上げました」とは、結局、幾つになっても言えないんだろうなあ。
「親の育て方が悪いからこうなるんだ」という人は、自分の子供だけはどんな犯罪も間違いも犯さないと、胸張って言えるんだろうか。
私は「たぶんまずそんなことは考えられない」ぐらいまでは言える。けど、
人間が外に出さない暗部まできっちりと照らし出せているかどうかと言えば、何とも言えない。
わたし自身が相当危ない人間で、ずっと親にはそこを隠してきたから。

今まで自分が大罪を犯さずに来たのは、子どもを育て、心から「愛すること」を学んだおかげかもしれないと思ってる。
ほんとうにありがとう。

あとは、祈りしかない。
心を込めて愛したから、懸命に育てたから、どうか間違わずに生きてくれますようにと。

高畑淳子さんもそう祈り続けてきただろう。

だからその悲しみが、他人事でなく、胸に刺さる。
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