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2017年09月22日20:57

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禁色

禁色 三島由紀夫 を読了。

女難に苛まれた人生を送った老作家が、美貌だが女を愛せない青年に出会い、
彼を利用して女に復讐しようとするお話。
ばれて修羅場になる、みたいな簡単な話じゃなくて、
彼を中心に混沌と化す人間模様やら、人物の精神性を容赦なく描くところとか、
流石三島先生。

美青年の数奇な人生というと筒井先生の聖痕も思い浮かぶけれども、
当たり前ではありますが美と性への観念の切り口の差が歴然としていますね。
どちらがいいというわけではなく、どちらも面白い。
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