言論の自由

■泰明小の児童が嫌がらせ被害 「下校時に見知らぬ人から服を掴まれるなど危険な状況になっている」と関係者
(キャリコネ - 02月13日 19:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4985170


言論の自由は大事だと思う。

本当に糞だと誰もが思ってるものに糞だという権利が剥奪されて、完全に言論統制なんてされたらもう戦争まっしぐら、誰もNOと言えない国になっちゃう。

ただ。

自由が保証されるべきなのは、あくまで「責任ある発言」に限った話だ。

自分がどこの何者で、どういう身分で、どういう顔で、全てを公に晒して、自分の素性を余すこと無く恥じること無く開示出来るのであれば、どこぞの不祥事おこした学校にでも、犯罪加害者の家族にでも電話なりなんなりすればいい。

誰かを害し追い詰めるかもしれない発言をするのであればなおさらだ。

言論の自由は規制されるべきじゃない。

だけどそれを声高に宣って良いのは自由を行使できるだけの公正な人間だけだ。

自分は顔も名前も素性の一切を隠蔽して、誰からも攻撃されない安全な場所から、一方的に攻撃の言葉を延々ぶつけるのは「言論の自由」とは呼ばない。

ただの、凶悪な、暴力だ。

言ってる提言の内容がどうだとか、相手が何をやらかしたとかそんな事はこの際関係ない。

「名前も顔も素性の全てを隠して、一方的に相手を傷つけられるやり方を選んで」そういう事をしてる限り、それは１００％完全にただの暴力であり迫害であり「悪意の行為」なんだ。

そこに正義は１ミリも入り込む余地がない。

本当に自分の言ってること、やってることが絶対に完全に正しいと思うのであれば顔も名前も住所も身分も全てを晒した上で「○○叩き」をするべきだ。

今この日本にあるのは「言論の自由」でじゃなく「言葉の暴力の自由」だ。


そして暴力の自由が認められ、氾濫してるせいで、真っ当な弁論の声さえかき消され阻まれてるような有り様。


顔も名前も明かさず、どこぞにクレームだのなんだのの電話をかけまくってる人らは「自分が一番間違った事をしてる、一番程度の低い、一番恥ずかしい人間なのだ」という事をいい加減自覚するべきだ。


で、その上で。


そんな事を言っても当の彼らは「自分が間違ったことをしてる」なんて気づきもしないと思う。


何故なら彼らは脳の発育に問題があるか、境遇的な鬱屈が致命的に極まりすぎて自分で自分を修正する事も叶わない状況にあるかのどちらか、だからだ。

あまり言いたくはないけど、もう物理的に脳に疾患があって、「普通の事」を普通に認識・判断出来ない人っていうのは常に一定数存在する。

小児がんになる子供や若年性１型糖尿病になる人が一定数いるのと同じように、脳機能に問題がある人というのも常に一定数存在する。

これはもう仕方がないことだ。

かくいう僕だって先天線魚鱗癬っていう遺伝子異常による生まれつきの皮膚病を抱えてる。

人間は往々にして「間違った形で」生まれてくる生き物。

だから脳機能の形成がうまくいかず、他者を迫害する事でしか生きられない、そういう脳の構造になってしまった人間ってのも一定数いるのはもう仕方がないこと。


それとは別に、境遇によって考え方や心が鬱屈して、歪みに歪みまくった結果「連日どこかにクレームを入れることでしか生きてる実感をだけなくなっちゃった人」とか「誰かをストーカーしてる時しか自身の生命を感じられなくなっちゃった人」ってのもいる。


クレーマーやストーカーは１００％全部このうちのどちらかだ。

脳に問題があるか、境遇に問題があるか。

脳にも境遇にも問題がない、「至ってまともな思考能力のあるクレーマー」なんてもんは一人として存在しない。

まともな思考能力・判断能力があるなら「迫害的なクレームやストーカー行為」よりも、より建設的かつ有益な方策が存在する事くらい解るからだ。

彼らを「自分たちと同じ、真っ当でまともな人間」だという前提で話をするから色々こじれる。

「なんでこんな事が解らないの！？」とか「そんなの間違ってる」ってのは「相手がそれなりにまとも」である場合に限って通用する理屈。

人類は滅亡するべきで、女はレイプされるべきだと完全に信じ込んでる人間に「どうしてそんなことをするの！？頭おかしいよ！もうやめなよ！」なんて訴えかけて「分かりました！僕が間違ってました！」なんて改心する事は１００００００００％ありえない。


言論の自由を盾に人を迫害する発言を好んで繰り返す人種というのは常に存在する。


これに関してはもう普通に法律で取り締まっちゃって全然いい、というか、ある意味肉体的暴力以上に相手を深く傷つけ、肉体の怪我ほど簡単に治癒しない種類の損傷を与える行為なんだから、法治国家として正しく罰則を設けるべきだと思う。

「言葉の暴力」を平気で行使しまくる人間を取り締まったとして「言論規制」にはあたらない。

俺はそもそも国の方針ややり方に疑念を抱いていて、どちらかといえば社会や政治に大して批判的な立場の人間で、もし本当の意味での「言論統制」なんてものが施行されれば真っ先に監獄に送られる系の人間。

その上で「自分の言葉に一切責任を持とうとしない連中の、一方的な言葉の暴力に対してだけは適切な規制をするべきだ」っていうのが俺の考え。

そうする以外に、立場の弱い側を守る方法がない。

守られるべきものが守られず、攻撃されるべきでないものが「違法性はないから」を盾にする輩に攻撃されまくってるこの現代。

はっきり言って「文明国家」を名乗るのも恥ずかしいレベルで稚拙かつ原始的だと思う。

規制するのはあくまで「自分自身の素性を一切明かせない、無責任な人間の放つ攻撃的・迫害的暴言」に留めて、素性を明かした上での提言は基本的にどんなものでも認める、素性は明かさないけど別に攻撃迫害目的ではない言葉についてもこれまで通りノン規制であれば何ら問題ないと思う。

素性を完全に隠蔽した人間が、言いたい放題言っても許されるって状況が一番の問題なんだと思う。