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2018年06月26日04:22

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平穏で退屈な夜-4 "星空を越えて、明ける空へ"


 バックヤード/リビング/深夜/星空

 メ「ねぇ、ねぇ? マスター君?」
 中「……その呼び方は止めて呉れませんかね。」
 メ「……私の時は星空なの?」
 中「メーちゃんに雨は似合いませんので。」
 メ「……むぅ、良いだろう。水割りで良い? 偶にチューハイにする?」
 中「買い置き大丈夫ならチューハイかな?」
 メ「さっき買って来たから大丈夫。ブドウで良い?」
 中「うん。後、肴も間に合いそうだから、姉さんも座って呑みなよ。」
 メ「むぅ……ならお言葉に甘えるか。折角カッコいいトコ見せようとしたのになぁ。」
 中「…分かってるから、好きな事を好きなようにしなって。」
 メ「…………。 ……克己のクセに生意気だ。ほい、もぎたてブドウ。」
 中「んじゃ、乾杯。」
 メ「かんぱーい。 ……。 ふぅ。 甘過ぎないのが良いわね。」
 中「丁度良いよね。あ、そっちのサラミ投げて。」
 メ「ほいさ、チーズ頂戴。」
 中「はいよ。」
 メ「……やっぱ克己もさー。」
 中「ん?」
 メ「……若い子の方が良い?」
 中「メイコさんも言う程歳食ってないでしょ。僕は此処に居る全てに魅力を感じているよ。」
 メ「むぅ、私なら誤解しないって事ね。やっぱりそれって年長って事よね?」
 中「まぁ、その辺は、そうだね。」
 メ「ふぅん。良いけどねー。」
 中「何か不満でも?」
 メ「ぅーん。良く分からない。けど、克己を独り占めしたいのにできない。できないけど、不満じゃない。それが不満、かな。」
 中「成程、難しいね。」
 メ「……馬鹿にしないんだ?」
 中「…馬鹿にするトコなかったでしょ、今のは。」
 メ「克己はそう言うよね。でもさぁ。」
 中「…………。 snsで何言われたんだ?」
 メ「厭な事。でも、良いわ。克己がそう言うなら。さぁ、呑みましょー。私達らしく、ね?」
 中「そうだね。誰か呼ぶかい? 琥珀と稔なら今からでも間に合うよ。」
 メ「ぉー、良いね。真綾ちゃんは?」
 中「大丈夫だと思うよ。稔が来るならスケアとツバキも。」
 メ「ふふっ、じゃあ、呼んで? 来るまで、私は貴方に甘えてるから。」
 中「へいへい。とりあえず琥珀かな。」


 そんな。鏑木も来て宴会になった。ひょっこり顔を出した神崎君と白河さんが潰された。ごめん。
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