フォーレな午後＠相模女子大グリーンホール

Fauréはフォレと言うのが正しいのかもしれません
吉田秀和さんなんかはそのように発音されていました
この場合、アクセント（アクサン）はレの方にあり、「俺」という感じ
またRの発音は喉チ〇コを震わせるやりかたです
でもまぁ慣例に従っておきましょう

「ぶらあぼ」でこのコンサート情報を見つけ、本日行って参りました
ホールも初めて、そもそも相模大野で下車するのが初めて
藤沢経由で小田急に乗り替えが簡単ですが、ぴあに行く用事（運慶展の
前売りを買う）もあったので横浜から相鉄線で大和乗り換えという経路
この方が安いですし

相模原演奏家連盟コンサートと銘打たれていまして、相模原市在住・在勤
もしくは同市出身の音楽家により構成される団体のようです
本日の演奏者プロフィールでは桐朋学園出身者が大部分ですが、これは
たまたまなのでしょう
申し訳ないけれど、無名の方ばかりなので当日券で大丈夫だろうと思い
念のため前日電話して聞いてみたら「ご予約された方が間違いないです」
とのことで、実際会場に入ってみると空席は数えるほどしかありません

第17回目のコンサートという事で、常連のお客さんが多いのでしょうか

ワタシはフォーレが昔から好きで、その割には演奏会に足を運んだことが
ない（そもそもフォーレの室内楽曲がメインで演奏される頻度も多くない）
今日はフォーレの生涯と題されている通り、その人生をカヴァーする作品を
数多く演奏するのが主眼で、ヴァイオリンソナタも連弾曲「ドリー」も抜粋
なのは已む無しかな

作品が好きなので救われましたが、演奏はというとちょっと物足りない
そつなくさらってあるのだけど、女流演奏家特有の生真面目さで、深みにかけ
表面的に感じられます（MCがまた真面目で台本棒読み、Eテレの「らららクラ
シック」のようなつまらなさ）

まぁ2000円ですから、交通費含めても3000円からお釣りがくるので良しとするか
でも「ドリーの庭」が割愛されたのは残念です（好きだったし、自分でも弾いた
ことがあり、聞けば懐かしかっただろうに）

アンコールは出演者全員で演奏できるように編曲された「パヴァーヌ」
やはりフォーレはどの曲も美しくエレガントで、いいなぁ