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2015年01月26日21:42

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日本の公文書や軍当時者史料だけをみても強制は否定できないんだけど?

■慰安婦報道で朝日に賠償請求=8700人が提訴―東京地裁
(時事通信社 - 01月26日 18:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3243995


一切の、被害者側や第三者の証言や史料を
私も否定派と同じように無視しましょう

いいですか、被害者の側の証言や史料ですよ
それを一切、アナタ方と同じように無視したとしましょう
扱うのは、日本の公文書など、日本側の史料や証言のみです

慰安婦の一切の募集はすべて業者がしたことにしましょう

この問題は、国際法にも違反しておりますが、それも無視します
そして、文献史料もすべて無視します
採用するのは日本政府の公文書や国内法のみです
その場合、採用する史料についても
否定派が無視したいものは無視しましょう
アナタ達が採用する史料だけにしましょう


あと、そもそも吉田証言なんて、歴史学者は誰も取り扱っていないんですけど?


慰安婦問題を否定する方が、日本や国民の名誉を将来にわたって傷つけるわ!
ぼけなすが!


では、本題!


そこまで歴史事実、史料をまったく無視しても
軍の強制は否定できないんですよ!


業者が騙したり暴力的な手段で慰安婦を集めました
それを軍が知っていることは
否定派がその論拠とする史料

「軍慰安所従業婦等募集に関する件」

これでも明らかです

だけど、そうやって不当に集められた慰安婦を解放しましたか?
知っておりながら、慰安婦として働かせていた

この史料は、これからはこうしなさいよ
ということが書かれたものす

逆に業者が誘拐のような手段で慰安婦を集めていることを
軍は知っていることを証明したものです

だけど、そういうった慰安婦が
身柄を解放されたり
そうした業者を罰したなどということはないのです


◆日本の公文書でもハッキリしている 〜国が関与していたことを示す史料〜

慰安婦集めにしても、軍が要請したり移送させたり
その許可をだしたりしていることは、日本国の公文書で
ハッキリしてますよね

・支那渡航婦女の取扱に関する件
内務省発警第5号 
支那渡航婦女ノ取扱ニ関スル件 昭和13年2月23日 

・内務省警保局資料 
支那渡航婦女に関する件伺  1938年11月4日起案 11月8日試行

これらの史料は、次のセンテンスで述べることにも通じていきます


◆当時の日本の裁判でも、強制はハッキリしている

これは強制そのものですよ
狭義の意味での強制だとか、軍の強制の関与だとか
そういうへ理屈の通らない話しです

そして、そのことを証明するのが
大審院判決ですよ
輸送しただけでも「正犯」として 有罪にしているんですよ

※1937年3月5日の、大審院判決(もちろん日本ね)では
だまして醜業に就かせる
それを協議したり、輸送しただけでも「正犯」として
有罪にしているんですよ

それは慰安婦を業者がかどわかしのような違法な手段であつめ
上海に移送しようとしたんですよ
大審院判決の原文がいま手元にないので
固有名詞はひょっとしたら記憶違いかも知れません

1937年3月5日の、大審院判決(もちろん日本ね)では
だまして醜業(嫌な言い方だな)に就かせる
それを協議したり、輸送しただけでも「正犯」として
有罪にしているんですよ

ちなみに、この判例は
「大審院刑事判例集」に載っています


◆国会答弁でも、学会の定説が示され事実であることはハッキリしている

1997年3月12日の参議院予算委員会において
自民党の小山孝雄参議院議員から、政府に対して
「『強制連行』はなかったのだから、教科書から慰安婦の記述を削れ」
という質問だあった

政府は、当時の法律をもとに国による徴用があったことをまず提示し(徴用令)
募集などで必要な人員が集められない場合は徴用が行われた事
朝鮮半島に対しては調和14年9月に募集
官あっせんについては調和17年3月、徴用は19年月から
始まったことを答弁で紹介した

さらに
強制連行の中には、募集の段階を含めてこれを評価するのが
学会に広く行き渡っている
国史大辞典に、募集、官あっせん、徴用など形式は異なっていても
すべて国家の動員計画により、強制的に動員した点では相違がなかったと
歴史辞典にも乗せられている

などと答弁した


◆強制、慰安婦狩りがあったとする日本軍の証言

慰安婦を集めるときに
業者と一緒に憲兵が付き従い、憲兵には逆らえなかったんです

海軍特別警察隊の将校の証言
「海軍特別警察隊」 太平出版社

・海軍経理学校補修学生第十期文集実行委員会編「滄溟」同委員会
1983年に収録された「アンボンは今」 坂部康正
これには「慰安婦狩りとの言葉が記述されている」


◆強制を直接示す資料

・「日本占領下蘭領東インドにおけるオランダ人女性に対する強制売春に関するオランダ政府所蔵文書調査報告書」
白馬事件についての裁判

今のところ、直接的に強制連行に関する公文書はこれだけであるのも事実
だが、歴史学の手法で合理的に判断して
強制があった事が伺える関連史料はたくさんある

※さまざまな公文書が公開されていない現在
強制を直接示す公文書がないからといって、それを否定することは早計
現在のあるものだけで考えても、「強制はあった」とするほうが
合理的な判断である


◆ネットやオカルト漫画のペテン

小林よしのりが、漫画で
吉見義明の『従軍慰安婦資料集(大月書店, 1992年)』から
米軍の史料を持ってきて
従軍慰安婦問題を否定しますけど
よく読めとw

確かに、「慰安婦は嘘つきだ」と書かれてはいるけど
この史料は、米軍によって
慰安婦と、慰安所の経営者的立場の人から話を聞いたものだけど
小林よしのりが、慰安婦の生活が
まるで自由で楽しかったとすら思えるように史料から抜き出しているのは
どうみても、経営者の話ですからw

慰安婦の証言は、都合が悪いので
小林は、きれいさっぱり無視しております

また、決定的な米軍の結論も無視しております

いま手元にないので
文章の引用ではないですが
慰安婦は、騙されたりして連れてこられたと
米軍は、この史料で結論づけております

経営者とおぼしき者の部分だけを切り取ってきて
この問題を全否定しようとするペテン

みんなも、漫画やネットで鵜呑みにするんじゃなくて
ちゃんと史料も目を通そうね


◆まとめ

これだけ否定派の都合の良いように譲歩しても
従軍慰安婦問題は否定できないのです
軍の強制は否定できないのですよ

日本軍はね、慰安所のほぼすべてを取り仕切っていたことは
「軍慰安所従業婦等募集に関する件」を含め
上に挙げた史料でも明らかです
もちろん、戦勝国じゃなく日本政府の公文書でね

慰安所を作ることを発案、指揮命令し
経営、管理規則をつくり、慰安婦の送ってこいと要請し
業者を選びをしました

「軍慰安所従業婦等募集に関する件」をみても
軍の強制に関与が伺えるのに
その史料の文面だけを捉えて
この問題を否定することは無理があります




『歴史事実の認定の方法』 

〜一般論と従軍慰安婦について〜

◆書や証言などの史料をどうみるか


≫ひとつの証拠品、書や証言で何がわかるか 
〜単体の場合〜

まずそれ単体で、何かが分かるということはまずありえません
その書や史料の「裏を取れ」などと言う人もいますが
それは科学の方法では普通は無理です
心霊術を用いると可能なのかも知れませんが
私はそれを心得ておりませんし、それを信用もしておりません

歴史学がその研究の対象にするものは、当然に過去の出来事です
それをいま現在の刑事事件のように
目撃者や関係する人の証拠を得る事は、不可能に近いからです

それは書物でも同じで
そこに書かれている事象について、その書だけを読んでも
記してあるものが主観によるものなのか
客観的事実なのか、判断する材料がありません
その裏付けをとろうにも、当時の人はもう生きていないか
立証できるほどの証人も生存している事はほぼ稀であります

まずここまでで分かることは、一つの書や証言が
本当の事を表現しているかもしれないし、間違いかもしれない
ということです
そして、そのひとつの史料だけで、その裏を取ることも不可能です

TVなどでお宝が本物かどうか、鑑定する「鑑定人」なる専門家が登場します
番組をみていると、その書や絵画、骨董品など単体をみて
真贋のジャッジを下します
「先ほど単体では真贋ジャッジは不可能と言ったじゃないか!」
と思われる方もいるでしょう

実は、その専門家の真贋に用いた手法は、単体だけをみて判断しているのではありません
次ぎに、彼らがどういった方法を用いたのか、説明しましょう



≫TVの専門家の真贋ジャッジの方法

豊臣秀吉の発給した書が出てきたとします
それ単体だけを見ると、当然にも真贋はこれまで述べたようにわかりません
過去に置いて、すでに豊臣秀吉の書について論証され
どういうものが真であるかの基準が設けられたからです
その基準に照らし合わせることで、真贋の判定が下せるのです

「当たり前の事を言うな」とおっしゃる方もいるでしょうが
回りくどくとも、踏まなければならない手順なので、ご容赦ください

ではその真贋を見極める基準はどうやって設けられるのか
ここからが本題に入ります



◆真贋を見極める歴史学的手法

豊臣秀吉の書が、本物かどうかを見極めるのに
花押(判子のようなもの)が本物かどうかという事が挙げられます
それだけじゃないけれど、わかりやすくするために
それだけをココでは取り上げます

出てきた書に押された花押が本物かどうか、それを鑑定することは不可能です
詳しい説明はいらない自明の事でしょう
ではどうするのか?
同様の書を多く見比べてみるのです

秀吉から伊達政宗に下された書
同様に、家康に、石田三成に
そういう書を並べて、花押のかたちを見比べるのです
かたちが一致すれば、その花押は秀吉のものであり
それが押してある書は秀吉のものと推定してよいとなるわけです

桃山時代の「多門院日記」、「山科卿日記」など
さまざまな資料がありますが
それらの記述の共通している部分も
上で花押の例えで説明したように、歴史事実と推定できます

これが歴史学の資料判定の手法です
もちろん、示し合わせて家康や政宗、三成などが
架空の人物をでっちあげようとして
共同して偽書をつくった可能性はあります
だから推定止まりでしかないのですが
そんな可能性はほとんどないでしょう

0に限りなく近いけれど、可能性があるからといって全体を否定する事は
論理学のようで論理学でありません
論理学でないということは、その理論が理屈の上で、破綻しているということです

話はそれますが、進化論なども、大雑把にいって歴史と同じです
決定的な証拠がでることは、まず不可能です
客観的事実を丹念に拾い上げ、比較検討し
その結果、事実を推定するのです

ここで、従軍慰安婦の問題に話を移しましょう



◆従軍慰安婦の史料

書や証言、公文書といった史料について
上述した歴史学の一般的な事実認定の手法に基づいてみることにします

≫公文書
まず公文書については、説明することはありません
これを疑う人も、私のブログに来るお客さんでいましたが
問題外です
古い時代のものであれば、その真贋を見極めるのに
印などを検証しないといけませんが
国が直接、関連省庁において保管していたものは
疑いようがないのです
これを否定すれば、世界中の歴史文書、事実が否定されます
合理的な考えとは言えません

その存在を論証しろという主張は論理的ではなく
疑うなら逆に、なぜ偽者なのかを証明しないといけません
ココに、この問題で私と論争している相手の方の間違いがあります


≫日記などの書と証言について

これについては同じ論理で説明できますので、一緒にしてご説明します

はじめの方で述べたように
「ひとつの書」、「ひとつの証言」
それを取り上げて
それらのの真偽を、見極めることが不可能です
ココで分かることは、それが本当かも知れないし、嘘かもしれない
という事です

そこで、既に紹介した歴史という科学の手法に則って
書や証言を集めてみるのです

慰安婦の強制連行が伺える書や証言(もちろん史料)は、たくさんあります
・まずされた側
・日本軍兵士や軍属の側
両方からあります

日本軍兵士の書や証言は
何も「慰安婦という悪行を訴えてやる!」と正義に燃えてという
ものばかりではありません
その記述には、明らかに日本以外のアジアに対する蔑視の表現が記載され
慰安婦についても、悪く思ってないモノもあります

書かれた時期も場所も違います
・陣中日誌のように、リアルタイムのモノ
・終戦後、兵隊さんの同窓会的組織の会誌で書かれたモノ
・この問題が顕著になって、重い腰を上げて書かれたモノ

慰安婦問題に悪く思ってない者も含めて
証言や書を残した人が、時代を越えて「示し合せて」
慰安婦の存在や強制を示す書を書いたり証言することは不可能です

こういった事から、「従軍慰安婦」や、その「強制」が
あったとする事は、合理的なのです

この事は同時に、上で花押の論証の例で挙げたのと同じく
慰安婦関連の証言や書といった史料の論証にもなるのです
(それだけが論証する方法のすべてではないけどね)

こうやって概ね、歴史の事実をあらわしているとみなされた
書や証言を疑うなら
「論証しろ」という主張は、論理的、歴史学、科学のなんでもいいですが
それらに当てはまるものではない事がおわかりでしょう
どうしても主張されたいのなら
逆に、書や証言が嘘だと証明しなければなりません


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慰安婦報道で朝日に賠償請求=8700人が提訴―東京地裁

2015年01月26日 18:01 時事通信社

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時事通信社

 朝日新聞社の従軍慰安婦報道によって日本国民としての人格権などを傷つけられたとして、学者や元国会議員ら8749人が26日、同社に謝罪広告の掲載と1人1万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。2月にも追加提訴する予定で、原告数は1万人を超える見込みという。

 訴状によると、原告側が問題としているのは朝日新聞社が1982〜94年に掲載した計13本の記事。原告側は「『日本軍に組織的に強制連行された慰安婦』というねじ曲げられた歴史を国際社会に拡散させ、わが国が故なき非難を浴びる原因になった」と主張している。 

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