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2017年09月05日16:13

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【美術】「館蔵品展 江戸の花鳥画 −狩野派から民間画壇までー」展

皆様、お今晩は。板橋区立美術館にて10月9日迄開催中の「館蔵品展 江戸の花鳥画 −狩野派から民間画壇までー」展を観に行きました。その感想です。


室内にいながら草木や鳥を愛で楽しむことのできる「花鳥画」は、時代や流派を問わず描き継がれてきました。花鳥画とは、山水画・人物画と並ぶ東洋画題の一つで、広くは、草花のみを描いた花卉図、蜂や蝶のいる草虫図、水中の鯉などを描いた藻魚図、さらには獣に花木を配した図をも含むと言われています。江戸狩野派が様式を確立し、民間画壇が充実した江戸時代には、花鳥画の表現・技法もより多彩になり、魅力溢れる作品が数多く生まれました。
本展では、第1室で江戸狩野派による花鳥画をご紹介します。江戸狩野派は、幕府の御用絵師として安定した制作を行う一方、新たな表現にも挑み続けました。花鳥画においても、その貪欲な姿勢が見て取れます。第2室では、写実的で色鮮やかな宋紫石や諸葛監らによる南蘋派、江戸琳派の酒井抱一や鈴木其一が手掛けた、洗練された作品をはじめ民間画壇の花鳥画を幅広く展示します。
江戸の地で花開き羽ばたいた、花鳥画の世界をどうぞお楽しみ下さい。


毎度お馴染みになった「永遠の穴場」の板橋区立美術館ですが、入場無料の上に全作品写真撮影可能と言うことも手伝いましてイソイソと行って参りました。第一室では狩野派を中心にした屏風絵を含めた作品を並べた一方で反対側の第二室では南蘋派や江戸琳派等の作品が所狭しと並べられていていつも御馴染みの作品から初めて観る作品迄幅広く見る事が出来たのですが、ここ板橋区立美術館は区立美術館の割に柴田是真の作品を三点所有していて今回はその内の二作品を眺めることが出来たのですが、やっぱり是真は良いのであります。更に今回は融女寛好と織田瑟々と言う二人の閨秀画家を迎えている事は板橋やるなぁと素直に感心してしまった点であります。

今回最もインパクトがあったのは宋紫山の『鯉図』でして、鯉ってこんなに獰猛な魚だったっけ?と思ってしまう弩迫力があるんです。


http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex170902.html
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