mixiユーザー(id:1471688)

2016年09月27日17:35

199 view

【美術】殆ど全部写真撮影可能な太っ腹対応「驚きの明治工藝」展

皆様、お今晩は。東京藝術大学大学美術館にて10月30日迄開催されている「驚きの明治工藝」展に行って参りました。その感想です。

細密、写実的な表現で近年人気の高い明治時代を中心とした日本の工芸作品。この「明治工藝」の一大コレクションが台湾にあることはあまり知られていません。しかもこれらの作品は、すべてひとりのコレクターが収集したもの。この「宋培安コレクション」から100件以上のもの名品を、日本で初めてまとめて紹介します。全長3メートルもある世界最大の龍の「自在置物」、「ビロード友禅」をはじめ、漆工、金工、彫刻など多彩な作品ひとつひとつが魅力を放つ、すごい!びっくり!かわいい!驚きがいっぱいの展覧会です。

まずこの展覧会ですが、殆ど全ての作品が写真撮影可能な上に地下二階にある踊り場に無料WI-FIスポット迄設けて下さるという痒いところに手が届く親切設計の上、展示数も胸焼けを起こす程多くないので実に有り難いことであります。

今まで何度か明治工藝の超絶技巧の展覧会を観てきたのですが、今回の展覧会の特徴は作っている方は極めて真面目に作られているのが、出来上がった作品を見てしまうとあまりのしょーもなさに脱力してしまう←誤解を招きかねない表現ですが誉めています。

あまりにも立派な作品ばかりが並んでいると箸休めとして丁度良いんですね。きっと宋さまもそう考えて買われたに違いないと勝手に想像してしまうのであります。

例えば加納鉄哉さまが作った作品は、牛角を用いた『塩鮭』長さ12センチ。確かに一切れ分の大きさなんですが、誰の注文でこの作品を作ったのか?違った意味で非常に気になる作品であります。

もう一つ唖然としたのが塗条と言う人が作った『竹塗水指』なんですが、どこからどうみても竹らしいのでありますが、木に漆を塗って竹の飴色を出したホント労作でありました。

まだまだ取り上げたい作品はあるのですが、三井記念美術館で行った明治工藝展では「刺繍絵画」を取り上げていましたが今回の「ビロード友禅」も負けてはいません。

とりわけ凄いのが『厳島神社鳥居壁掛』でして、最初画像で見たときは七宝かと思ったのですが、まさか友禅で此処までやるとは……と言うことで写真は巧く撮れなかったですが『月下港辺図壁掛』も撮って参りました。

あと、余りにもリアルで画像を載せるのを差し控えたのは『春日 竹に蜥蜴』とか『蝸牛付竹花入』でして、ホントこれがナ○クジで無くて良かったと思いました。
ですが、蝸牛もよく見たらグロイので今回は自粛。

とは申せ、写真は撮り放題ですし、何より観ていて楽しい作品が目白押し。あと一か月の会期なのでお見逃し無く。

http://www.asahi.com/event/odorokimeiji/
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年09月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930