mixiユーザー(id:14108240)

2017年03月19日08:18

1122 view

🟣 さあ、殺せ!

女性限定ひとり旅のモロッコツアー。
申し込んだ時からネットを立ち上げるとモロッコのツアーのCMが出るようになった。

ある時、私が行く「モロッコ女性限定ひとり旅」より10万円お安いモロッコのツアーが目に止まった。
つまり逆に言えば女性限定ひとり旅はそれだけ割高だということだ。

わかってたわよ、それくらい。

でも同じクラブツーリズムのそのツアーは出発も同じ日の同じ便で、ほぼ同じコースを周るのに、ツアー日数が私が行く女性限定のツアーの9日より一日多い10日間。
その分、マラケシュでゆっくりできるらしい。
そこは引っかかるではないか。

それじゃそのツアーに一人で申し込んだらおいくらなのかしら?
その時ふとそう思い、早速電話で担当者に聞くと\17,500円お安い金額を告げられた。

あら!
それならこっちに変えようかしら…
だって、いちまんななせんごひゃくえんっていったら我が家の5日分の食費だぞ!
「女性限定のひとり旅」が女性限定と言うだけで、一般のツアーのひとり旅より高い上に、日数が一日とは言え短いのも納得できないじゃない。
何度も言うけど同じ旅行会社なんだもの。

私は言った。
「それじゃ、こっちに変えてください」
うん、この心変わりは、まっとーよね。

ところがそのツアーは満席でキャンセル待ちだと言う。
それなら…!

ひどく釈然としない思いに駆られた私はその瞬間、モロッコの旅そのもののキャンセルを口走っていた。
これこそ私が願った「キャンセル料金が発生する前に行けなくなるアクシデント!」ではないか!
そう思ったのだ。

帰宅した主人に幾分ウキウキしてそれを伝えたら主人は呆れた。
「馬鹿だねえ、お前は!」
ドキッ
「アホじゃないの?」
ムカッ
「行くって言ったばかりなのに」
グサッ

そして私は5分後には「じゃあ…行く…」
うなだれてそう応えていた。
さあ、殺せ!

けれど、さすがにすぐその翌日に代理店に「キャンセルをキャンセルします」と言うのは憚られ、翌々日に電話を入れた。

行こうと思うと不安が膨れ上がり、キャンセルしようと思うと後悔するような気がして気持ちが揺れ動く。
そんな私を主人は叱咤激励する。
そして「立派な未亡人になれるように、頑張れ!」とわかったようなわからないようなことを言い出す。

立派な未亡人かあ。
でも私は今の処、そう言われてイメージするのは後妻業の女なのだけど…


by春の虹

4 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年03月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る