横浜FM、SNSにおけるFWマルティノスへの差別的行為で被害届提出「非常に残念」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=138&from=diary&id=4782722
この記事で思いだしたが、昔(といっていいだろう)、近鉄バッファローズに元メジャーリーガーのオグリビーという選手がいて、当時主砲としてけっこう打って活躍していた。
彼は、常に冷静に見える選手でHRを打っても、淡々とベースを回って感情を押し殺しているようにさえ見えた。
外国人選手の中には、興奮して派手に喜んだり、感情を爆発させたする選手もいたし、当然日本の選手もそんな感じだった頃だ。
自分はそういう態度が本当のメジャーリーガーなのだと思ったし、彼のメジャー時代の成績も尊敬していた。
そして、このミクの日記でそんな気持ちを書いたところ、ある方からコメントを頂いた。
ある日、オグリビーはその日の負けにつながった大きなミスに落ち込みながら、普段の習慣通り、他人を避けて、一人風呂場でシャワーを浴びていたという。
そこに当時若く明るいムードメーカーだった金村や村上が入ってきたそうだ。それに驚いたオグリビーが上がろうとすると、彼らはそれを制して、「エラーなんて気にするな
」と励まし、いつも淋しげだった彼の背中を流して、彼をフロに落としたりしてはしゃいだそうだ。
そんな、彼らの優しさにオグリビーは「黒人の自分と一緒に入ってくれるなんて・・」泣き出したらしい。
彼がメジャーでプレーしていた当時は、やはり差別は残っており、黒人選手が白人投手のボールを打って喜んでいようものなら、次の打席にはビーンボールが来るような時代だったという。
そんなコメントを頂いて、自分が見ていたオグリビーの姿は、そんなメジャーで生きるための処世術だったと教えられた。
そんなオグリビーが一度だけ、サヨナラHRを打ってそりゃあもう喜んでガッツポーズして跳びはねまくったシーンを見たが、今はあれを金村や村上と風呂に入った後の出来事だと信じている。
人を傷つけるのも人間。力づけるのも人間。。 金村や村上のように力づける側で生きていきたい
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