コデインリン酸塩は、むかしでいうリン酸コデインで
極量(安全に使える最大量)って言葉は今はほとんど使われなくなったけど、
その極量は1日60mg、1回20mgです。
添付文書にもそのように書いてある。
そして、曲者なのが
「なお、年齢、症状により適宜増減する。」
というこの記述。これを平気で拡大解釈して、
「多少多くても大丈夫」みたいな感覚で
処方してくる医者がいるんだよな・・・・
すみませんけど、元外科系のドクターに多い。
1回20mgはいいんだよ。
でも、1日4回とか当たり前に出すなよ。
問い合わせしても処方変えないし・・・。
薬舐めてんのか?
でもね、実際に呼吸が苦しいって言った患者さんも居て、
本人が苦しいって言ってるのに医師は
「喘息じゃないよ」って言い張るので・・・
わたし、こっそり窓口で
「先生は咳は専門ではありませんから、
これを飲んで息苦しかったら、呼吸器の専門の先生にみてもらいましょう」
って入れ知恵しちゃった。
結果その患者さんは喘息と診断され、
喘息用の吸入で症状があっさり落ち着いた。
先生はどう言ってるか知らんけど、
「咳を止めるだけの目的の薬ですから、
咳が出なかったら飲まなくていいし、止まりすぎて息苦しいときは
薬を中止して、呼吸器科の病院を受診してくださいね」
って、私は患者に言ってる。
中には
「大学病院では、コデインは喘息の子はあまり使っちゃダメって言われるんだけど、でも飲ませないと夜が苦しそうで、○○先生に頼んで出してもらってる。」
っていうお母さんもいるけど・・・
いいの?それ、喘息の子供が窒息して死ぬこともあるのよ?
までは言えないな〜
でも、実際そうだし。
「普段の咳にはすごく効いて良いんですが、ヒューヒューいってるときは気管が狭くなって通りが悪くなっているので、そういうときに使うと逆効果ですよ」
までしか言えない。
そりゃね、すごく効くのよ。
わたしだって、濃厚ブロコデ好きだもん。
眠れないような咳でも、ピタッと止めてくれるし・・・。
でもねーリン酸コデイン単独は怖い。
ブロコデは、桜皮エキスが入ってるから痰が切れるけど、
コデイン単独だと、痰が粘って息が苦しくなることがある。
私も咳の風邪をひくと、何ヶ月も咳が止まらない方だけど、
ブロコデは、本当に乾咳が辛い時しか飲まない。
そしてねー
コデインなんて、あれ下痢止めでもあるんだからねーw
うんち出なくなっちゃっても知らないぞっ!
<効能又は効果>
各種呼吸器疾患における鎮咳・鎮静
疼痛時における鎮痛
激しい下痢症状の改善
咳止めってだけじゃなく、鎮痛剤で下痢止めなんだからねーーー
それに、鎮痛剤としての効果は、麻薬の作用そのものだよ。
そこ、忘れられちゃいけないと思う
■コデイン類、12歳未満「禁忌」=せき止めで副作用、19年から―厚労省
(時事通信社 - 06月22日 20:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4633664
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