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2017年04月06日19:31

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gdgd妖精sからけものフレンズが出来るまで

ネットの状況を勘案するに
この両方ともに好きな作品とその背景に触れざるを得ない気がしている。

・芸人出身の放送作家(というか雛形バラエティ系の作家)
※ぜんっぜん関係ないが彼はうちの父ちゃんの命日に生まれている
・趣味・実用でテレビ用途などにもMMD動画を展開していたマルチクリエイター
・趣味でCGアニメを黙々と作成していた技術屋同人集団

それまでも鷹の爪やPeepinglifeのようなCGアニメは存在していたのだが
テレビでの仕事仲間として放送作家と動画屋が枠もそこそこに
・3DCG
・中身はプレスコ/アドリブ
どちらかというと声優WEBラジオに3DCGを付けたような斬新な作品を登場させた

それが「gdgd妖精s」

そこそこ評判となり、実は2011年文化庁メディア芸術祭推奨作品となっている

しかしながら、2期を作るにあたり
「プレスコ/アドリブのアイデアに際しての『共同企画』クレジット」
を放送作家側から提示されたが拒否されたことによる「解釈の不一致」から
彼らは袂を分つこととなる。

割とすぐに放送作家は同人集団をコミケで発掘でき
クリエイター作品のgdgd2期・大阪おかんにラップさせた2013年冬期に
gdgdの設定によく似た作品を作ることになる
それが「直球表題ロボットアニメ(通称:なんなん?)」

放送作家は同人集団と割とスマッシュヒットを飛ばすことになる
・直球表題ロボットアニメ
・てさぐり部1期・2期・3期
・みならいディーバ(生放送アニメは世界初かも)

※クリエイターは
gdgd2期/大阪おかん以降も
セハガール・なりヒロとそこそこには活躍することとなる

しかしながら、ここでまた「何かが」あって袂を分つこととなる
(一説には同人集団のクリエイティブ作業としての資金要求がもつれたという話がある)

放送作家は自社制作を選択し同様の「アドリブメイン」作品を作ることとなる
・なりあガールズ


同人集団は企画立案の放送作家が抜けたことにより
次の企画を探すこととなり
著名な漫画家と同人集団、脚本家と
知的財産権を1次側に注視し2次創作を大幅に許容した作品のアニメ化を
遂行することとなる

それが「けものフレンズ」



放送作家と前述クリエイターが袂を分った時
以降の作品の評価で結局放送作家側の批判は聞こえてこなかったほど
作品の洗練度で1期と2期で差があった。
なのでけものフレンズが開始した時放送作家は
自分の評価を落とさない程度に埋没してほしかった様子が
Twitterログで伺える。

Twitterアカウントを「とある理由」で消去してしまったので
Twitter上では閲覧できないが
google上で残る時系列ログを見ると
2話辺りではまだ無反応
4話辺りで妬み節を入れ始める
8〜10話辺りで「クリエイター論」なる
「クリエイターは『完成された作品の参加』の対価として『参加「させてもらっている」』という意識から薄給・無償で参加してもいいのではないか」という持論から
暗に同人集団の揶揄を始め
(この頃には炎上また炎上状態だった)



最後には
「『なりあガールズ』と『けものフレンズ』どっちを選ぶんだ!」と絶叫し
Twitterアカウントを削除した



さてけものフレンズ
皮肉なことに、放送作家アカウント削除前後はかの「11話ショック」
そして1週間後にはジャンプ漫画なんか目じゃないほどの神回「12話」が
けもフレ難民を憂慮したか、最終回の1週間後かの「12.1話」が公開されて今に至る。
その間ずっとずーっとTwitterは「けものフレンズ」の話題で尽きなかった

俺自身、後になって分かったのだが、実はこのけものフレンズ
時系列で古くなるんで「パクリ」と「時事ネタ」はやらないというスタンスで
そもそも「アドリブ」が得意な放送作家の入り込む余地はなかった。
というのも目指すところが「アドリブアニメ」なんて小規模なものではなく

『アイカツ!』

なのだそうな。

だから年齢層を区切らず誰でも見て楽しいと思えるこういう作りなのだと
妙に納得できた。


実は今1巻を何度増刷しても常に売り切れるという慢性的BD売り切れ状態が続いている。
(2回目増刷の「3刷」が既に完売して4刷目突入らしい)
1巻初版はアニメの売上を6分の1で完結させるための枚数で
想定では4〜5000枚なんだが
2月中にBDの予約分が完売で3月までの予約分で増刷(1〜20000枚程度)
更に同数を増刷

それが「完売」である
3万枚は楽に超えるものと思われる。

おそらく1巻の売り上げだけで作品は黒字と思われる。

このレベルは「まどマギ」とか「進撃」とか「ラブライブ」という
名のある作品レベルである。



さて
芸人出身の現役芸人じゃない放送作家さんには
芸人時代のコンプレックスを抱えてる人が多いという。
彼にとって3DCGアニメというのは唯一芸人に話題性で
対等に渡り合える存在であったように思える

それを金銭的に袂を分った同人集団に
芸人なんて目じゃないほどの話題性(というか社会現象)をもって
降りかかってきたのである

考え方なんだが、
ブレインは手足を動かすために提案をする
彼の考え方はブレインが「絶対」だったので
手足はブレインがないとうまく動作しないことを
「袂を分つ」ことで示し、
そして自らの価値を高めるということをしようとしたと思える。

だが世の中の評価は同人集団に軍配を下した。
しかも「サザエさん」や「アンパンマン」といったライフワーク級の作品を提示し
同人集団を世界中から注目させる形で。


前述のコンプレックス論からいって悔しさは計り知れない。
自業自得ではあるが。

しかしこれは結果論である。
彼には「かの同人集団をプロの世界に導いた」という輝かしい実績がある
と捉えれば創作意欲も涌立とうというもの

まぁ性格悪そうですが。
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