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2018年07月11日23:31

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「失言レベル」と言っていい内容。

震災当時、車中で聞いてたラジオ番組のことを思い出す。

何の番組だったか・・コメンテーターの“おすぎ”か“ピーコ”だったかが、
「被災地への支援を考えているんだったら、レジャー等何でもいいから
出来るだけ東北を訪れて、そこで物を消費するのが地元にとって大変有効だ」と。

「たった一本の缶ジュースだっていいし、安いおやつだっていい。
地元に金が落ちるということだけじゃなく、雇用状態や労働状態が維持、
または活性化する礎になる。それは地元被災民を元気づけることになる。
そして煙草を吸う人は、東北で1カートンまとめ買いするぐらいした方がいい。
だって、タバコに含まれる“地方税”はそのまんま地元に落ちるのよ?」ってね。

それ聞いて、当時思わずポーンと膝を打ったのよね・・。
本件がそのタバコの、しかも福島でのことだから尚更なのだが・・

何もタバコは生産者と消費者の、両者間の利益関係に言及されるだけの話じゃなく、
メーカーや従業員、流通界隈、販売店、生産部門での各種農業資材、農協等の
集出荷部門、営農指導・・ありとあらゆる所に数多の人間の経済や生活、
地元やそれ以外の地域にさえ広く及ぶ多層構造によって成り立ってるわけで。

この内、地元に特化して見るだけでもどれだけ多くが関与しているか・・
「薬物」という指摘が、医学的解釈として完全な間違いではなかったとしても、
発言趣旨と背景がもたらすデメリット・・とりわけ地元に与えるマイナス要素は
多分にあると言わざるを得ないだろうね。

この趣旨が正当性を持ち是認される空気が大きくなるなら、
酒類はどうなるんだ!?という所に及ぶ。
これこそ、タバコ以上に農業生産部門へ及ぶ範囲は大きくなるわけだし、
業界全体への影響反発は計り知れないわけで。
あるいは、医療面として現代生活を通した「依存性」」を真剣に考察するならば、
他に幾らでも追求することが可能になって来る。
というか・・緊急性や明確性を主体に考えれば、タバコなんかより
もっと早く手を付けるべきな対象は複数あるだろうに。

で、この発言が一体何処の場面で、何を趣旨とした話の中で言及したのか、
前後の文脈を含めてこの記事だけでは正確に推し量ることは出来ないが・・

巷にあるタバコ議論に代表されるように、「医療面」を主眼にした論旨主張なのか、
「マナー問題」を主眼にしたものなのかが理路整然とせず、そこに加えて
嫌悪感を基にした“感情要素”が入り込んでくるために、喫煙批判自体が全体的に
「焦点ボケ」となることが多いけども。

市長という立ち場で、県民への健康や地域医療らを背景にしているとするならば、
それを補完すべき要旨を付加させたセンテンスでなきゃならないが、そうとは見えず。
じゃあ逆に、地元産業や経済をも考慮した上でのタバコ批判になっているか・・
それもまたそうではないという・・となると、これもまた何某の感情要素が
論理論旨を歪めている可能性がありそうですな。

結局「片◯落ち」で陳腐、軽薄的とも言える内容としか言いようがない。
故にこれは「失言レベル」の域を出んだろうね・・。

■郡山市長の「たばこは薬物」発言が波紋呼ぶ 禁煙学会は「当然の発言」と擁護
(キャリコネ - 07月11日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5195820
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