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2018年02月24日01:39

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多様な評価が出来得る試合内容。

まだ一戦残ってるけども、取り敢えずの感想としては・・。

先日も記したけども、相当厳しいゲームになると思っていたことからすれば、
いい方に解釈すると、グダグダ状態から中一日でどうにかセミファイナル向けの
ゲームメイクが出来る所まで持って来たかな・・という。

ロビン戦後の各報道等でも一部観られたが、やはり鍵と観ていた“本橋選手”による
引き締めと調整、伴って共に尽力した小野寺さんやリンドコーチによる
リカバーの成果が相当大きかっただろうと感じる。
この誰か一人でも欠けていたらどうなってたか・・

無論、アイスに乗った選手がそれに応えた・・という意味では第一義として
褒め称えるべきだろうけども、それでもやはり依然として本調子に少し遠いことは、
ショット率の波やデリバリ、セットアップの粗さにも伺える。

その点で言うならば、勝てたゲームを拾えなかった程の調子(実力)だった・・
という見方と、それでもよく悪い水域からギリギリの所まで持ち直し迫った・・
という見方と両方言える感じかなと。

他方の韓国。やはりロビン戦からの好調度は、決勝Tに入っても依然として
キープしている所は流石という他なく、ホームのプレッシャーみたいなものは
微塵も出ていないばかりか、寧ろ巧く力へ変えているという、そのメンタリティは
見習うべき所だろうと思う。

ただ、終盤8〜9エンドの戦略は、やや勝利(銀以上)を意識し過ぎ、
守りに入った微妙な所をLSに突かれた格好で、もしロビン戦時のような
ゲームメイクだったなら、おそらくは大胆に来られて結果的に10Eで、
2点差以上でゲームセットだった可能性が相応にあったと観る。

結果論からすれば、10Eのラストショット、ヒット後のスィーピングを
僅か微妙に怠ってしまった辺りにも、勝利を焦ったメンタリティの一端が表出してると
言えるし、反対にLSもそれに釣られてか、相手ストーンのスィーピングを
怠ったのも同様。結局は共に初のメダルを掛けた一戦でのメンタリティ、
肝心の場面で微妙な脆さが、両者異なる立場でそれぞれ出た印象。

しかしエクストラでの展開。動揺が当初に見られた韓国の、その隙きを
尽き切れなかったLSのチーム力、対して動揺を断ち切り直ぐに立ち直した韓国。
その差が明暗を分けた・・って所かなと。

さて、残るは3位決定戦。
ミュアヘッド率いる英国、果たしてどうか。普通にやればまたも厳しいこと必至。
詳しいゲーム展開はまだ観てないので何とも言えないけども、それを除くと・・
セミファイナル戦でSWEにノックアウト負け。問題はその状態をどう捉えるか。

二大会連続でファイナルを逃したという失意、コンシード負けによる失意・・
一般的にはそのネガティブ要素を最初に持って来たくなる所だが・・
しかしそこは百戦錬磨の強豪ミュアヘッド英国。立て直すことには慣れている・・
と観ておかねばならないだろうし、格下相手にやり返されることだけは認めない、
それだけの強い気概を持ったチーム。

寧ろ、LSのメンタリティ処理に対する判断の方が難しい。
取り敢えずグダグダ状態からどうにかゲームメイク出来るまで持って来れた・・
という自信が取り戻せたとすれば、後は開き直ってやればいいだけで、
白熱の試合がそれなりに期待出来得るけども、変にメダルへの意識を少しでも
持ってしまったら、欲をかいたらまたしても突っぱね返されるのは
目に見えているかな、とも。

ここでもやはり、ロビン戦後による本橋選手の態度に重要な鍵がある。
つまりは、決勝Tに進んだチームらしからぬ状態のことや、吉田知那美君による
メンタル状態らを前に、チームヘッドとして苦言を呈した所。

単なる勝ち負けよりも、世界最高峰の戦いに相応しいゲームメイクをすることの重要性。
それが世界選手権の準優勝チームに課せられた責務であることを、
彼女が一番わかっている所に示唆されている。

その意味を最後まで皆がしっかり理解したなら、勝ち負けとは別にしたいい試合が
期待出来るだろうし、そうしなきゃならないだろう。
それで仮に負けたとしても、世界のカーラー達が十二分に評価するのは間違いない。

カーリング日本女子が延長負け、英国と3位決定戦へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5000480
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