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2018年02月20日18:05

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人の命を何だと思ってやがる、劣化層が。

全く・・。
反応の中に散見される、想像力も知性も感情も劣化した層の嘆かわしさたるや・・。
一体何時になったら損害賠償の概念を学ぶんだ?ってのに尽きるってもんだ。

102歳だからどうとかは基本関係ないんだな。
“世の中の多くが、カネ目当てでと解釈するだろう”なんてことを、
よく恥ずかしげもなく記せるもんだっていう・・
そんなもの、カネ目当てで・・と解釈・受け取る者の思考・知識・感性そのものに
唖然としないでどうするんだよ、って話だ。

まぁこんなもの、基本的事柄なんぞを改めて言うまでもない馬鹿馬鹿しいことなんで
割愛するも、自身の親しい所にあった一つのエピソード・・。

もう結構経つけども、直接の親戚ではないものの、実質は殆ど親戚づきあいの
範疇にあった属性の中のお爺ちゃんが、正確には何歳だったかな・・
105歳前後だったかで亡くなった時。

それまで大病という大病をせず、直前まで普通に元気で暮らしていた。
何でも、ちょっと風邪をこじらせ気味になったので、大事を取って入院して完治を・・
という流れだったのが、入院して一週間も経たずに肺炎に至ってあっさり亡くなった。

その年齢なので孫は勿論、ひ孫まで割りと多く居て、孫に当たるのが自身と同じ同級生。
その親に当たる直接の子供達をはじめ、多くの親類縁者による反応はやはり「大往生」、
しかも一切苦しむことなく、寝たきりでもなく旅立ったのは最高、
寧ろ幸福だっただろうという声が圧倒的で、葬儀の場は何ら悲しい雰囲気でも
重たい雰囲気でもなく、通夜の晩はまさに宴会そのもの。

通夜の晩、色んな方々と談笑したうち、たった一人だけずっと沈んでいた人が。
それが、同級生に当たる者の息子・・18歳ぐらいの「ひ孫」。
やんちゃで少々手の掛かりそうな、お世辞にも真面目な部類ではない彼が、
“かったるいぜ・・”と言わんばかりで不思議ない彼が、孫である親父よりも
沈んでいたのだ。

そっと近寄り、あれこれと話をしたら、どうやら思いの外曾祖父ちゃんには
大変可愛がられた・・というか、将来を誰より心配していつもアドバイスを
くれていたそうなのだ。彼にとって多分初めて“人間の死”に接したことも
手伝ったかもしれないものの、それにしても何世代も離れた年寄りの死が、
彼にとっては相当ショックらしかった。

翌日荼毘にふされる際、息子娘達をはじめ、親族誰しも涙一つ流す人がいない中、
彼一人だけが大粒の涙を流し泣きじゃくった。
それを観た自身ももらい泣きしそうなほど、彼の涙は聡明で、
見てくれにある素性のほどとは結びつかないほど、心底悲しみに打ちひしがれていた。

「いつか、立派になった姿を曾祖父ちゃんの遺影に見せような・・」
そう声をかけるのが精一杯だった。

どんだけ普段の行いに難があろうと、人の死の意味を真正面から感じ取り、
心からの涙と理不尽な感情を率直に持ったひ孫の彼の方が、他の大人親族より、
世の中の薄汚れた人間達より遥かに人間的だったわけで・・。

人間は、対する人にとって大切な絆や何かを感じ取ってさえいれば、
何歳だろうがどんな属性だろうが関係なく、別れや死は耐え難きものだ。
「これで充分」なんて年齢は一切ない。
大往生だからなんてのは、他所様の単なる薄っぺらい、無責任な感想でしかない。

だから命は尊い。尊いから大事にしなきゃならない。自分も他人も、だ。

件のお年寄りは、それまでおそらくは数多の苦難を乗り越えて生きて来たはずだ。
想像してみるがいい。その年齢ゆえ、あの「地獄の戦争」を体験し、
あの苦難と恐怖の中をかいくぐって、戦後の長い苦難をくぐり抜けて、
幸運にも生き延びて来た我々の大先輩だ。

そんな人が、なぜ最後は自ら命を絶たねばならないのか・・
その悔しさと理不尽さを、ちぃとは頭使って考えろってもんだ。

そんな人に対して「もう十分生きただろう」だって?何様のつもりだ馬鹿者が。
あの時代をどうにか生き延びた人だからこそ、せめて最後は可能な限り
幸せな送り方をさせなきゃいけないのが「人間社会」だろうが。

それを、事もあろうに社会インフラという重要な位置づけにある東電が、
そんな貴重な大先輩の苦悩を重んじれないとするなら、重要な社会インフラを
リーディングする資格など微塵もない。

何で貴様らに、何で他所様に勝手に寿命や生きるスパンを決められなきゃならんのだ。
人の命を何だと思ってやがる。東電は言うに及ばず、無責任に言い放つ世間もだ。

■102歳自殺、東電に賠償命令 原発事故との関係認める
(朝日新聞デジタル - 02月20日 13:54)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4994668
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