狡猾松井、極めたり・・ですな。
平成27年1月27日、私学審議会が「瑞穂の國記念小学院」の設置を認可適当と認めた直後、
松井は認可権限を教育長に「委任」している。
つまり、学校に何か問題があった場合、教育長に責任を転嫁、
自身が逃げられる「抜け道」を作った、用意した・・という巧妙なやり口。
法文主体とした「権限」を委任出来ても、「責任」は移譲〜転嫁出来るものではない、
これが社会的・政治的道義なり。
まぁ、この件に関しては既に与党政権側、政府内各所、
そして大阪行政〜大阪維新の諸処にてなすり合いと「一抜けや逃げ」が始まっているわけで、
“政党”に特化すれば、自民・維新による蜜月から派生した“ツケ”に他ならず。
「政治知能と人間資質の劣化状態」が顕著な「あだち康史」のように、
「民主のイメージ戦略云々」なんぞと連呼し、この問題から目を逸らさんとするさまは、
まさしく平成以降による「最大級の疑獄事件」によって現在の党の立ち位置、
地位を奪わることに対する必死の抵抗以外に何があるか・・という。
重要なことは、疑惑の焦点にもなっている当時・・
即ち、安倍による急遽の大阪入りとその前後にあった「不穏な動き」にこそ、
この問題の鍵が潜んでいる・・と観なければならなくなったということだろう。
維新と安倍自民との間で、何のバーターがあったか・・だ。
安倍による突然の大阪入りには、当時紛糾していた「安保法案」が盛んに議論されている最中。
表向きでは「読売テレビ」の出演等で、法案を主体にしたPR行脚だったと言われているが、
こんなものはある種“後づけ”。
法案可決に向けて、維新の協力を是が非でも取り付けたい与党、「お土産」は必須。
受ける維新側としては、見返りが必須。
お土産を渡す自民サイドとしては、その土産自体による“自身への効果”も注入。
つまりは、日本会議由来による「保守教育」によっての啓蒙・拡散という「メリット」。
受ける維新サイドは、議席・党の立ち位置の確保と自身内側にも関与する
「日本会議」からの要請によって、便宜を図りつつ手前の掲げる
「教育改革」の理念と論理的に合致させることが出来る・・
両者Win-Winでありながら、間に存在する、間を繋ぐべく日本会議にも旨味がちゃんと渡る・・
三者三様、それぞれに利益がもたらされ、しかもその利益は相互の利益にもなるという、
「巧妙で壮大なプラン」。
そりゃあ安倍も大事な時期にもかかわらず、急遽国会をほっぽりだして大阪へすっ飛ぶはずだ。
維新の連中がこぞって与党政府の批判をせず、片や麻生なんぞに揉み手ヨイショしながら
疑惑追求の民進や共産らを揶揄批判することでかわそうとするのは、
ひとえにこの「大スキャンダル」によって自分らも道連れになることを避けたいからに他ならず。
こんなドロドロで「ドブ臭い」空気の中、置き去りにされ割りを食うのは結局、
「大阪のプレーンな庶民達」という毎度お馴染みの、古くから変わらぬ
お上達による癒着と権力構造による「日本の風情」・・といったところだろう。
そして、何れ遅かれ早かれスポットが当てられるだろう維新の本丸・・
最も巧妙で狡猾な「橋下」による、どのような戦略と関与が存在していたか・・。
これがもう一つの大きな焦点になろう。
さてはて、あと何発の「実弾」が発射されるか・・。
森友学園 知事が不認可に言及
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4450539
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