先日買った小型の双眼鏡が壊れた。
左右の視力が同じではない人の場合、双眼鏡を使うときにはまず右だけ覗いて中央のダイヤルを回してピントを合わせる。
次に左のピントを微調整するダイアルを回してピントを合わせると、左右ともはっきり見えるようになる。
ダイヤルには目盛りが付いているから、その目盛りを覚えておけば次からは調整をする必要はない。
ところがその左のダイアルが動かないのだ。
目盛りもあさっての所にある。
無理やり動かしてみたら少し動くようになったがピントは合わない。
なんとか分解できないものかと、ためつすがめつ眺めてみたがビスらしきものも無い。
保証書もないし諦めるしか無いとしばらく放って置いた。
でもやっぱり散歩する時持っていたいと思い、ダメ元で分解することにした。
ばらしてみたら左のダイアルの内側には螺旋状の溝が左右に切ってあって、その溝の中を接眼筒と連結したピンがスライドし接眼筒を前後させるのだが、そのピンを取り付けている部品が壊れていた。
これは最初から壊れていたのか、俺が無理やり回して壊れたのかは解らない。
なんか非常に複雑な構造になっていたが、これはズーム機能のためだ。
この双眼鏡の場合8倍から24倍のズームになっているが、7倍以上の倍率は手ブレでまともに見られない。
不必要な物だと思う。
でも初心者は倍率が高いほうが良いと思っちゃうんだよな。
他メーカーで出してるから、対抗上付けざるを得ないんだろうな。
組み立てる時もズーム機能のために苦労した。
結局ズームなんて不要だし、俺以外使わないだろうから8倍状態でピントを調節し左の接眼筒を固定してしまった。
ビクセンって定評のあるメーカーなんだけど、ものすごく目につきにくい場所に小さな文字でmade in china のシールが貼ってあった。
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