わたしの暮らしている世界は矮小なものなので、この著者がこれほどまで、不条理で怖ろしく、しかも社会をするどく描き採る書き手であるということは知らなかった。
そんな一般的なことばよりも、各作品をそれぞれ真っ向から解釈・批評してみるべきなのではあるが、そして、そんなことをいつも口にしているのではあるが、今回もふがいない撤退におわりそう。
自分が読んで、感心した作品については浮かんできた感興にのっとって、コメントを展開しなくては、どこか居心地がわるい気もするのだが。
はじめはわりとオーソドックスなのりだと思っていると、めらめらと世界が深まっていくという印象あり。
ログインしてコメントを確認・投稿する