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2018年07月18日10:02

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『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』感想

〜1970年代に全世界がその行方を見守った世紀のテニスマッチ「Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)」を映画化。73年、女子テニスの世界チャンピオンであるビリー・ジーン・キングは、女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、仲間とともにテニス協会を脱退して「女子テニス協会」を立ち上げる。そんな彼女に、元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスが男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつける。ギャンブル癖のせいで妻から別れを告げられたボビーは、この試合に人生の一発逆転をかけていた。一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンだったが、ある理由から試合に臨むことを決意する〜
<映画.comさんより>

日本版ポスター
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英語版ポスター
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この作品に、アランが出てるって聞いた時から、もう、ずっと、ずっと、日本公開を心待ちにしていました!
そして、ようやく、ようやく観ることができて、それがもう嬉しくてしょうがない。
だって、大きなスクリーンでアランを観るのは、ほんと『チョコレートドーナツ』以来なんですから。
(つい最近レインボー・リールで『アフター・ルイ』が上映されてて死ぬほど行きたかった涙
アランについては、また最後に書くとして・・・。

面白かったです。
当時のアメリカの、車、ファッション、テレビ、小道具等々がまず楽しめます。
そして、主役2人の素晴らしいこと。
エマは、あのエマ(どのエマ?)とは、思えないほど、もう、ビリー・ジーンに成りきってます。
テニスシーンも良かったけど、夫がいながらも、自分の中からわきあがってくる同性に対しての気持ちへの戸惑い&衝動を見事に繊細に演じています。
そして、対するは我らがスティーブ・カレル!最高っす!
表は、どうしようもない男性至上主義野郎なんだけど、家庭(妻)とのことになると、小さく小さく、存在が消えそうなぐらいに縮みこむ。そのギャップたるや!

現代にも通じる作品のテーマがストレートにつきささってくる。
男性優位。賃金格差。LGBTQ。

とにもかくにもビリー・ジーンのこの2つの台詞が多くを語っているかと。
「(せめて)respectが欲しいのよ」
「勝って世界を変えてみせる」

世紀の試合前後に、ビリー・ジーンが一人でいる場面が印象的。
試合前には、誰にもいない客席で、ひとりテニスコートを眺め、試合後は、ロッカールームで、ひとり号泣。
ここがチームスポーツと違うところで。。。
そこに至るまでの、彼女の様々な挑戦、そして戦いが去来してきて・・・共にジーンとなりました。

そして、そして、我らがアランの登場!
女子テニス選手たちのテニスウェアデザイナー、テッド・ティンリン役です。

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とにもかくにも、最後に見事に、この作品を締めてくれるんです。
"You're more ready than you know"から始まり・・・決めにはこの台詞バッド(下向き矢印)
「今に時代は変わるわ。自由に人を愛せるようになる」

実際にもバイセクシャルであるアランを配したことで・・・本物の響きがありました。
最後のその場面があるのとないのとでは、大違いだったかと。

楽しかったし、最後には泣けたし、はい、満足でございます。4つ☆

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