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mixiユーザー(id:12768642)

2016年05月11日13:45

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カンタン詰将棋創作入門


皆さんこんにちは、みつかづです。
今回は詰将棋創作について取り上げます。

ご自身の著書を出版されており、雑誌や携帯アプリ「スマホ詰将棋パラダイス」で
ご活躍中の詰将棋作家、三輪 勝昭さんのブログによる「カンタン詰将棋創作入門」を、
局面図入りでご紹介致します。

※ ご本人さんの承諾は得ております。

なお、簡易化の為に一部はブログの内容と変えている部分もありますので
ご了承下さい。
初心者の方に分かり易くする為、棋譜の書き方は縦座標は算用数字、
横座標は漢数字の表記に書き変えています。



【詰将棋創作初心者のための入門講座】

★初めて詰将棋を創るなら、守備駒移動がお勧めである。
創り易く、詰将棋と言えるものにはなる。
守備駒が動く事により詰み又は詰筋が生じるならば、
捨て駒でその駒で取らせて移動させるのである。

とりあえず例である。

玉方3一玉、3二馬を置く。3二馬が2二馬になると詰む形を想定してみよう。
詰方1二と、5二と・に持駒:金、銀。

フォト


2二に銀を捨て3二馬が2二に行けば4二に利かないので、▲4二金迄の作意が出来た。

フォト



これだと初手▲4二銀でも詰む。

フォト



これを詰まないようにするにはどうするか。
これを考えるのが詰将棋創作の楽しさである。

方法はいくつもあるだろうが、5二と・を2四角にすれば▲4二銀では詰まなくなる。

フォト


ここからが詰将棋創作で、詰将棋創作の面白いところは
さらに面白くならないかと考える事である。


☆ステップアップとして初心者にお勧めは紐なし捨て駒にする事である。
どう言う意味かであるが、この場合なら▲2二銀に詰方の利きをなくして、
玉に取れるようにする事である。

1二と・を銀にしてみよう。▲2二銀が玉でも取れて感触が良くなるのである。

フォト


それでは詰まないのであるが、2五桂を置けば▽2二同玉に▲1三角成がある。

フォト



だがこの図は不満を感じて欲しい。
2五桂は変化にしか働かないのである。
このような変化にしか働かない駒を極力なくすのが、良い詰将棋を創るコツである。

他に方法はないか考えてみよう。
3二を馬でなく金にしてみる。

フォト


すると1一と、2四馬の形で▽2二同玉は▲2一金で詰む。

フォト


初めの予定の駒でなく、他の駒にしたらどうかと考えるのも詰将棋創作のコツである。


★ステップアップ2としては、守備駒移動させる駒をもう1回動かしてみよう。
この例図なら3二金を4二金にして▲3二銀、▽同金とする手順を加えてみよう。
どうすれば出来るか。問題は▽3二同玉である。

フォト


3五桂を置いてみれば、▲2三馬で詰む。

フォト


これは先程書いたが、3五桂が変化にしか働かないから良くない。
だが、駄配置になったからと言って、即その方法を捨ててはいけない。
活用出来ないか考えてみるのがステップアップになる。


☆ステップアップ3
変化のために置いた駒を作意に活用してみよう。
これは初心者には難しいので、答えを書いてしまう。

玉方:1四角、4一玉、5二金、6二歩
詰方 2一と、3四馬、4五桂
持駒:金、銀、銀 以上7手詰。

フォト



作意で▲2三桂(不成)か▲4三桂(不成)と捨てる事にすれば、
変化にしか働かない駒はなくなる。
どうすれば成立するか考えるのが詰将棋の楽しさである。

この図は例であり、さらに面白くならないかと考えている内に良い作品になるので、
一度も詰将棋を創った事がないなら、試しに詰将棋を創ってみて欲しい。

★一応ステップアップ3迄出来るようになれば、
そこそこの詰将棋は出来るようになるのである。
これを読んで、詰将棋創作は簡単だなと思って、創り初めて、
将来大作家になる人はいてもおかしくないだろう。……と思いたいのである(笑)。


2016-03-27

この記事は詰将棋を創った事がない、
又は創り始めたけど中々面白い作品が出来ないと言う人を対象に書いている。
この記事を読んで詰将棋作家が誕生したら、この上ない歓びである。

☆詰将棋を創る時に気をつけて欲しい事は一つだけある。
一度王手した駒が以下の手順に不要にならないように心がける。
簡単に言うと詰上りに一度王手した駒が必要としない駒にならないようにする事である。

★詰将棋の創作法であるが、よく適当に駒を置いてみるような事が他の創作講座にある。
これは素材を得るための手段で、
何か作品を解いてその作品の配置を変えてみるとかしても良いだろう。

そこからまず詰む筋がないか考えて、
詰まないなら適当に駒を置いて詰みそうな筋を考えて創って行く方法が
他の詰将棋創作講座に書かれているが、これは僕は推奨しない。
棋力がないと中々作品にならないからである。

☆まず、駒を置く、そしてこうやって詰ませたいなと手順を考える。
簡単にこうだとダメなところがあれば、
どうすれば思い通りの手順になるか配置を考えて創って行くのである。
一見この方が難しそうだが、実はこの方が易しいのである。

☆前回はステップアップ3迄書いた。
これは常に心がけて欲しい。
今回はステップアップ4になる。
ステップアップ4は邪魔駒消去の手筋を覚えようである。

邪魔駒、要するに詰ますには邪魔でしかない駒である。
詰ますのに重要な駒に見えるが、実は邪魔駒だったとなると評価が高くなる。
最初から邪魔駒に見えては興ざめであるが、今回は手筋を覚えると言う事で、
今回の講座は最初から邪魔駒に見えるが、邪魔駒に見えなくする方法は難しいので、
この講座ではしない。

そもそも邪魔駒消去作品を創る時、いかに邪魔駒に見えなくするかは、
こちらが教えて欲しいくらいである。


例図1(元の図面より少し配置を編集者で変更しています)

玉方:1二角、1四歩、2二桂、2三玉、3二歩、3三香
詰方:2五歩、3五銀
持駒:飛

フォト


▲1三飛、▽同玉、▲2四銀迄であるが、これに詰方1三歩があると詰まない。
邪魔駒である。
この形のまま1三歩を消去すると邪魔駒消去の手筋になる。

ステップアップ4はこれを消去する手順を創る事である。

_手をする→□Γ瓜斡未畔發鮗茲襤2手をした駒を元いた玉位置に捨てる→あζ蔚漫
こうすると1三歩だけが消えた局面になる。
さて具体的にどうするか考えて頂きたい。

☆2手目▽1三玉の時に▲2四銀と詰む手があるから、
初手は▲2四香か▲2四飛しかない。

フォト


飛だとで成っても成らなくても良いので香にして、
▲2四香、▽1三玉、▲2三香成、▽同玉、
▲1三飛、▽同玉、▲2四銀迄で作意は完成である。

フォト


これでは穴だらけであるが、これを成立させるのが詰将棋創作であり、
さほど棋力は必要としない。

この手筋を覚えて成立させるコツを覚えるのがステップアップ4である。

この手順では2手目と6手目の局面を比べて欲しい。

2手目

フォト



6手目

フォト



2四香がなくなっただけの形である。
これも邪魔駒消去である。

自分から捨てて、後に元に戻す捨て駒をするパターンで直接消去。
玉に取らせるのを間接消去。
どちらも覚えて欲しい消去である。

今回は両方入っていて題材には適当として例図にしたが、
片方だけで邪魔駒消去なので、応用が広い手筋なので是非マスターして欲しい。

詰将棋は完成したと思っても推敲しなくてはいけない。
推敲はステップアップの講座とはしない。詰将棋を創る人の義務であるからだ。


玉方:1五歩、2三歩、2四玉、3三金、3四歩、4六角
詰方:1二と、1四歩、2六歩、3六銀
持駒:飛、飛 以上7手詰。

フォト


詰将棋は最後に重要な作業がある。作意が本当に成立しているか、
余詰・不詰がないか検討する必要がある。
この図では▲2四飛、▽1四玉に▲2三飛成、▽同玉、▲2二飛で余詰が生じている。

フォト


修正は▲2二飛を打てなくすれば良いだけ。
ベストは玉方2二桂になる。

フォト


▲1四飛を▽同桂と取られてしまうが、それには▲2五歩で詰むのである。
▲1四飛、▽同玉が作意であったが、▽同桂の方が味が良いので
こちらを作意にしたいところだ。
これは変化同手数駒余らずであるが、終2手目はキズとはされない。
それ以前だとキズとされるので、終4手目以前に
変同はないように創らなくてはいけないと覚えて欲しい。


もう1例書いてみよう。
例図2

玉方:1四玉、1五歩、2五歩
詰方:2二と、4五馬
持駒:なし 以上。

フォト


▲2三馬の1手詰である。
これに2三金を置いて持駒金にし、▲2四金、▽同玉、▲1四金、▽同玉、▲2三馬迄にする。

これは答えをいきなり書いてしまう。
過程を推理する事が出来るようならば、これを読んだ人は簡単に
ステップアップ4の詰将棋が出来ると思う。

玉方:2三金、3五歩、4四玉、4五歩、5三銀
詰方:1五銀、3四歩、5五桂、6五馬
持駒:金、金 以上7手詰。

フォト


これはまだまだ何か出来そうである。
4四歩は邪魔駒なのだから3三玉の形で▲3四歩又は▲3四香と
自ら打つ手を入れたいところで、工夫すれば可能かと思う。


以上、抜粋(編集者による一部変更あり)です。


難しい面もありますが、実はこの様に筋道を立てて考えれば、
短手数ものはすぐ作れる様になります。

詰将棋に興味がおありの方、是非1度作ってみて下さいね。

尚、次回書くかどうか分かりませんが、書くとすれば
3手詰 ― 守備駒と持駒について ― というテーマで書きたいと思います。



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