mixiユーザー(id:12593070)

2016年10月21日06:16

280 view

海外ライドイベント参加は海外旅行保険へ加入しよう!

■ 海外ライドイベント参加は海外旅行保険へ加入しよう!

まず海外のライドイベントに参加する時は、空港の出発ロビーにある保険会社の窓口を探して、海外旅行保険に加入しよう。これは絶対に加入した方がいいです。なぜなら、海外のサイクルイベントの主催者は、スポーツイベントの保険に加入していない場合が多いこと。

イベント主催者が、スポーツをカバーする保険に加入していても補償規模が、まるで海外で現実にかかるお金とかけ離れている場合があります。知り合いの参加者に空港で海外旅行保険に加入するように言いました。1万円の金額に迷っていたようですが、それでもプッシュして加入させました。

例えばホノルルセンチュリーライドは、主催者のハワイサイクリングリーグが全くスポーツイベント保険に加入していませんでした。そこで転倒などでケガをして、州立病院へ救急車で運ばれたとしましょう。

ハワイ州での救急車は民間が運営しています。サイクルイベントは日曜日ですから、休日出動となり、レスキュー訓練を受けた乗員が乗って、休日特別料金となり、病院までの搬送だけで、安くて10万円、高いと30万円ぐらいです。これマジです。

病院も日本とシステムが違い、まず日曜日にやっている救急救命のある受け入れ可能な病院探しから始まり、ER的な患者の状況を判断する総合診療科の医師がいて、休日は手術をできる医師、専門医が病院に常駐していないことが多いのです。

総合診療医が診察して、緊急で手術が必要な場合は、必要な診断や治療をできる、自宅待機している医師や技師を病院へ呼び集めます。外国人の患者は全てその実費を帰宅時に支払う事になります。

レントゲンやCTスキャンやMRIを操作する技師、手術を担当する外科や整形外科の医師、頭を打っていれば脳外科の医師、縫合などの後処理をする医師、手術後の処理をする専門の医師などが招集されます。

いちいち、輸血の可能性がある場合のリスクの承諾書、手術のリスクに関する承諾書、医師を訴えないみたいな証書にサインさせられます。当然、休日出勤手当が通常の手術看護料に加算されます。

血液検査、多分HIVの緊急検査もあって、手術代が7針の縫合で30万円、その他の検査や診断で30万円、後処理の包帯や消炎鎮痛剤の投薬などで5万円、そんな実例に立ち会いました。

支払いカウンターで目の前に置かれた請求書の金額は、もちろんUSドルで0がいっぱい付いていてずいぶんな桁数でした。日本円に換算すると約100万円近くで、日本での国民皆保険精度の3割負担の保険制度がある国とはまるで違った驚きの請求額になります。

とりあえず、海外旅行保険の手帳のようなサイズの証書が手元にあれば、それを見せれば病院のカウンターでの支払いは必要なくなりますが、あいにく患者はホテルの部屋に置いていました。

その場ではクレジットカードでの支払いになりました。日本に帰ってから海外旅行保険の会社に事故の内容を通知して、クレジットカードの支払い証書を提出して、1ヶ月ほどで全額を振り込んでもらい補償してもらいました。

海外旅行保険に加入していなければ、全額自前で支払うことになります。1週間の旅行で約1万円くらいの掛け捨て保険ですから、絶対に加入した方がいいです。

この保険は事故の他にも、盗難(地元警察に届けて盗難にあった物品の書かれた調書が必要)や相手をケガさせた場合、機材を破損した場合などの補償も充実しているので、パフォーマンスの高い保険です。海外ライドイベントへの参加には、こういうリスクがあることを承知して自己防衛しましょう。

サイクルイベントのツアーを主催する会社のイベント参加でも、こういうネガティブなことをツアー説明会では、さらりと触れるか、なかなか説明してくれませんから、充分に注意して個人で加入してください。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する