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2017年07月17日07:53

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タヌキのいる環境。

東京都文京区ですが、近所を歩いているタヌキのご夫婦を目撃しました。

うちの周りは、面白い地域で、
我が家のような敷地が狭い家(元の豪邸を四つに切って分譲したので、同番地が四軒もあります)や、仕舞屋風の家が続いたと思えば、目もくらむような大豪邸があります。

実は、引っ越した動機も、そこにあります。
多様な人がいる環境がベストです。
「田舎者」という言葉があります。
私は、新潟県の出身ですから、それこそバス停までノルディックのスキーを履いて通うような僻村出身の級友もいましたが、彼が田舎者だとは全く思わなかったです。都会に住んでいないという皮相的なことではなく、視野が狭いということもあるかもしれませんが、なにより、自由ではなく、世間に縛られるということでしょう。

東京の大学に進んで、多くの友人を持ちました。
中には代々東京に住んでいながら、渋谷駅には降りたことがない…という人もいました。
関心がないのです。
大学と図書館と自宅の三角形を行き来するだけですから。
ソイツは後輩です。
憂き世のことがくだらなくなり、今は引きこもっています。
その引きこもりも、
「就職しないと…」「彼女がいないと…」という、焦りが一切ないという状態から来ています。

都会的なこととは、序列やトレンドでモノを考えなくなるということではないでしょうか。「世間並みにならないといけない」という感覚がなくなることでしょう。

ですから、
我が子には、名門の中高一貫校に入ったが、似たような、教育熱心(ではなく、本当は単なる受験熱心)な、大卒エリートサラリーマン一家の同級生しかいない…という環境を避けたかったです。これぞ、究極の「田舎者」ですから。

さて、
目撃したタヌキですが、
椿山荘でも、東大でも、神田川でも、小石川植物園でもなく、
人家に住んでいるようです。
うちの周りは、敷地が広いといっても、芸能人や実業家の家とは限りません。
道が狭いので、路線価が低く、固定資産税が安いので、普通のお年寄りが親から相続した家に住んでいるというケースが多いようです。

タヌキは話によると、巣穴が小さくてもよく、自分で掘らずに、土管や縁の下などを使うことが多いようです。しかも、雑食性で夜行性。
夜に出ていき、飲食店のごみでも漁っているのでしょう。神楽坂まで足を延ばせば、ミシュランで星がついたレストランが何軒もあります。ひょっとしたら、普通の人間様よりうまいものを食べていたりして。
大家がお年寄りということもあってか、話題に上りません。
話好きの商店主に聞いても、「そういえば、聞いたことがある。」程度の反応です。

捕まえて、子ども会で子どもたちに見せようという話にならないところがいいですね。

そんな具合だからこそ、住み着いているのかもしれません。


■下鴨兄弟いなかった? 叡電に子ダヌキ、車内見渡し去る
(朝日新聞デジタル - 07月16日 05:19)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4670661
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