mixiユーザー(id:12264282)

2017年09月26日01:40

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花火の見方を考える日々のたわごと

どうも。
あおでございます。

とりあえず謝罪と訂正から入っときますかね。
まずは、誰も期待もせずに予想通りだった事から。
日記3連投とか言っておいて、あっさり口だけ野郎になりました。
さ〜せん!
ま、いつもの事だ(苦笑)
誰に影響が出るワケでもなし、許しておくんなまし。
で、訂正というか、ご注意下さい。
前回の日記にやたらと名前が出た山崎賢人さん。
本当は名前違うから!
山崎の「崎」が、右上の「大」の部分が「立」みたいになってる漢字だから!
この日記で使おうとすると文字化けしちゃうんで「崎」にしてますが、本当は違うから!
気を付けて?
本当は前回の日記の最後に書こうと思ったのに、すっかり忘れてたよ。
まるであおさんが山崎賢人さんの名前間違って憶えてるみたいじゃないか!
そんなのね、マジ失礼だから。
みんなもね、気を付けて?

以上、多分みんなにとってどうでもいい、謝罪と訂正でした(苦笑)
で、今回はダラダラと長文になってるんで、サクッと感想に行きましょう。
3連投はできなかったけど先月鑑賞分のパート4。
ある意味この夏一番目立った映画の感想です。



『打ち上げ花火、横から見るか?下から見るか?』

とりあえず、なずな、カワイイ。
岩井俊二監督の実写映画を、『モテキ』『バクマン』等の監督である大根仁さんが脚本を書いてアニメ化した作品。
公開されるや否やその評価というか悪評が駆け巡り、公式ツイッターが炎上。
ふとチェックしてみたヤフーのレビューでは、公開3日目にして2000件以上の評価の末に2.09というスコアでした。
ま、これに関しては悪ノリや工作員の方の活動っていうのもあるでしょう(苦笑)
公開4週目の現在は4600件の評価でスコアが3.03とやや持ち直してますが、それでも低い。
ただし面白いのはその内訳で、最高の五つ星が36%。
四つ星〜二つ星が10%ぐらいずつで、最低の一つ星が33%と完全に二極化。
3日目の時点では五つ星が極僅かで一つ星が過半数に届きそうな勢いだったので、その時に比べると反発的に高評価が入ってるのが分かります。
が、あおさんの周りで聞く評価は今を以っても軒並み低調(苦笑)
唯一、お一方だけ、割と好意的な評価を聞かせてくれた方がいました。
ちなみにその方はこんなあおさんの日記に毎回「イイネ!」してくれる優しさ溢れる方なので、多少の割引は必要かもしれません(笑)
が、そういった評価も理解できる作品ではあります。
はっきり言って、どうかと思う部分は多い。
そういった点や観客の低評価に繋がったポイントなどを、この映画を2回観た本当に結構気に入っているあおさんがダラダラ書いてみようと思うのです。
今回はちょっとネタバレすると思うので、そこはご了承下さい。
そして、なずなはカワイイ。
まず一つ言っておきたい。
この作品のマイナス評価の原因を菅田君に押し付けるのは止めようぜ(苦笑)
確かに、上手くはない。
むしろ微妙というか、変。
他のキャスト、特に同じ俳優組である広瀬すずがヒロインの及川なずなを問題なく演じているだけに、余計にソレが目立ってしまってるのは確か。
ま、個人的には演技と別の部分で広瀬すずのなずなは合ってなかった気はしてますが。
なんていうか、広瀬すずの声は甘すぎ。
もうちょっと無垢な感じの声の方が合ってた気がする。
もしかしたら単に広瀬すずさんの声が苦手なだけかもですが(苦笑)
でも、それでもなずなはカワイイ。
とまぁ、そういった具合に、確かに主人公である典道役の菅田将暉さんの演技は褒められたモノではなかったです。
が、これはね、間違いなく菅田くんの頑張りの証だとも思うんですよ。
そもそも、菅田くんは演技が出来る俳優という評価を得てる人です。
実際にあおさんも、菅田くんの演技でひっかかったのは『王様とボク』ぐらい。
アレはね、演技というかそもそもの作品自体に問題が・・・・・・(苦笑)
とにかく、演技はちゃんと出来るし、役に対する要求にも応えられる人だと思います。
が、今回はちょっと勝手が違ったというか、役が悪かった。
主人公の典道はまだまだ「少年」って感じの中学生なんですよ。
これが実写だったら仕草や表情などで演技が出来ますが、声優だと声だけになります。
で、残念ながら菅田くんの声は「少年っぽさ」の強い中学生には合ってないんですね。
歳相応の声や大人びた役、あるいはニヒルなキャラクターとかだったらその声で演技が出来るかと思うのですが、この典道には向かない。
で、その事は他ならぬ菅田くん自身が強く感じてたんじゃないかと思います。
だから、頑張って変えようとしたんだと思うんですよ。
菅田くん自身が思い描く役のイメージに近づける為に。
ただ、やはりというか。
本職の声優の様にはいかないよね。
結果として、頑張って近づけようとしてるのは伝わるんだけど、残念な結果に。
はっきり言っちゃえばダメな感じになっちゃてるんだけど、色々伝わってくるモノがあってちょっと切なさを感じさせる仕上がりに(苦笑)
確かにダメだけど、この結果は菅田くんの責任というよりも完全にキャスティングした側の問題だと思いますね。
あおさんはそこまで俳優のキャスティングに否定派ではないですが、まずはその俳優さんの声に合った役かどうかは考えるべきだろうと。
そこが合ってて変なら適正の問題だけど、そもそもの部分で合ってなかったら問題外。
さすがに俳優畑の人に声を変えろって要求するのは無茶でしょう。
そこがね、今回の悲劇の原因だと思うのですよ。
ま、そんな状況でもなずなはカワイイ。
で、それと共に言いたいのは、みんな分かりやすく叩きやすくネタにしやすい菅田くんを槍玉に挙げてますが、そもそもの話よ。
お話自体、微妙だったんじゃない?
「なんだこの話?」って思った人も多かったんじゃない?
ぶっちゃけ、あおさん自身もそう思いました(笑)
元ネタの岩井俊二作品は、Aの話とその話の中での「あの部分が違っていたら」というBの話が順々に描かれています。
ある分岐点の変化によっての違う展開を見せる訳です。
ところが、この作品はAの話をやってその後の「もしあの部分が・・・」ってところまでは同じなんですが、その後の展開が全然違ってるんですね。
一言で言えば、タイムループ死に覚えモノになってしまってる。
時をかける何?
オール・ユー・ニード・イズ・何?
意図せずにちょうどそういった作品を観たばっかりだったので、既視感ありまくり!
もう、今月何回時間が戻るの?
もしかしてあおさん自身がタイムループしてんじゃね?
そんな事を思いながら、ゲップの出る展開を味わったのでした。
そしてね、そういった作品としては、明らかに負けてる(苦笑)
ま、一応はタイムループじゃなくてif展開って事ですが、観客からみたら一緒だよね。
結局あるポイントまで戻ってやり直すって話だし。
それでも、なずなはカワイイ。
で、その上での、唐突な謎の演出。
いきなりヒロインのなずなが歌いだしたり、メルヘンチックな世界になったり。
かと思えば『千と千尋の神隠し』な列車シーンがあったり、変な歪んだ世界に行ったり。
こういった部分でついていけなかったり、醒めてしまった人も多いのでは?
ま、普通に考えたら「なんだこりゃ?」って感じの展開でしたし、そういった末での最後の展開も力技って感じもします。
お話の展開的にノレなかったっていうのは十分に考えられます。
いや、むしろ一般的な感覚であの展開を楽しめる方がレアでは?
それぐらい、そもそものお話が「どうかな?」って作品だったと思います。
キミは、その鬱憤を菅田くんにぶつけてないかい?
そこはね、ちょっと言っておきたい。
と、なぜか異常に菅田くんのフォローをするあおさんなのでした(苦笑)
そして、なずな、カワイイ。
でも、確かにお話的な微妙さは感じつつも、観終わった後のあおさんは「コレはコレである意味正しいアニメ化だな」とも思いました。
納得出来たんですね。
それは何故か。
そのキーこそ、さっきからちょいちょい差し込んで「いい加減うぜぇな!」と思われてるであろう「なずな、カワイイ」って事なんですよ(笑)
というのも、そもそもの元ネタである岩井俊二作品。
この方の作品って、大なり小なりありつつも大概「女の子が可愛い」って事に意義がある作品であったりするんですね(苦笑)
『花とアリス』は全編そればっかりだし、『四月物語』の松たか子と赤い雨傘然り。
『リリィ・シュシュの全て』で思い出されるのは蒼井優のシーンでしょうし、『リップヴァンウィンクルの花嫁』のガーリーな黒木華のコケティッシュさよ!
そして、元ネタの『打ち上げ花火〜』。
これこそがその最たるモノで、個人的にはこの作品の意義は「奥菜恵という一人の少女の思春期特有の煌きを、フィルムという永遠に写し取る事に成功した」って事だと思ってますし、それだけで十分な価値がある作品だとも思ってます。
それぐらいあのプールのシーンは白眉。
そして、それ以外はどうでもいい(笑)
ストーリーとか、そこに至るプロセス以上の意味はないよ(苦笑)
そんな作品なんですよ。
だから、なずながカワイイって感じさせる事が出来たなら、ヒロインの魅力を引き出す事が出来たなら、「岩井俊二作品のアニメ化」っていう事で言ったら成功だろうと。
そう思ったんですよね。
ま、厳密に言ったら岩井俊二作品のキモは「その対象の驚異的なきらめきを引き出す」って事なので、そういう意味では不足なんですけどね。
なずなはかわいかったけど、うっとりするような心奪われるような一瞬はなかった。
そこははっきりと本家に及ばないポイントでしたね。
で、そこに思い至った結果、この作品が何だったのかが分かりました。
結局のところ、この作品はヒロインである及川なずなのアイドル映画だったんですよ。
目的とする対象を魅力的に見せる為だけに製作される映画というモノがあります。
対象の可愛らしさを観客に届け、また対象の普段と違う表情や新しい魅力を見せる為に製作される映画。
その為だったらストーリーなんか二の次三の次。
それこそが、アイドル映画。
『パコダテ人』とか、酷かったなぁ〜!
宮崎あおいが可愛かった以外、ホントにどうでもいい映画だった(苦笑)
今となっては若かりし頃の大泉洋が見れるっていう付加価値があるけど、それでも「大泉洋が出てる」以上のモノではない。
そんなスッカスカでも、目的は達していて、作品として成立もしている。
それこそ、アイドル映画。
そしてこの作品も、その文法で作られた作品だったと。
そういう事なんですよ。
で、その観点から見ると途中で歌うのとか全然アリだし、あのメルヘンチックな世界も余裕の許容範囲。
ま、さすがに2回歌うのはいらん気もしますがね(苦笑)
それと、それでもやっぱりあの歪んだ世界の演出は微妙には感じました。
アレは、必要だったの?
何かのメタファー?
ストーリー的な部分に関しては良い意味でどうでもよく見れた2回目でしたが、あの部分だけはやっぱりちょっと分かんなかった。
すいません理解力不足で。
それにしても、改めて観るとなずなを可愛く見せようっていう部分は結構気を使われてるなって思いますよね。
祐介相手の場合と典道相手の場合の細かいニュアンスの違いとか。
使う言葉の違いだったり、表情や行動の違い。
あざといって言えばそれまでなんですが、やっぱりそういうのってポイント高いやん?
それと、散りばめられた大人びた表情やあどけない雰囲気のキャラデザ。
主題歌である「打上花火」のPVを観て気付いたんですが、大人っぽいデザインと幼く描かれたデザインが入り混じってるんですよね。
年齢の統一感がないというか。
あえてそうやって描く事によって、思春期特有の「揺れ」を表現したんじゃないかと。
ストーリーのアレさとは比べ物にならないぐらい、そこら辺はちゃんとしてる(苦笑)
本当に「及川なずなのアイドル映画」として、ちゃんと作られた作品だと思いました。
ちなみに主題歌の「打上花火」は文句なく良かったです。
1回目に観た後にちっちゃな女の子がサビの部分を楽しそうに歌ってて、作品内容にちょっとモヤっとしてたあおさんの心を癒してくれました。
なずなもですが、この女の子もとても可愛かったです(笑)
そして、そういった製作側の意図やスタンスと、配給側の思惑のギャップ。
或いは狙ったミスリードによって、今回の公開初期の惨劇が生まれてしまったのではないかと思うんですよね。
そういった意味では、配給元である東宝の責任が一番大きい気がします。
東宝の狙いは一目瞭然。
去年の再現。
二匹目のドジョウ。
驚異的なヒットとなった『君の名は。』ですよね。
ま、現実的にあのレベルでのヒットは難しいでしょうが、それでも『君の名は。』的な雰囲気を醸し出す事によって観客の期待や記憶を想起させ、それによって足を運ばせようという狙いは強烈に感じました。
で、言っちゃなんですが、まんまと釣られた人が劇場に向かい、その期待が裏切られた事によって大ブーイングが吹き荒れたと。
それが公開当時の低評価の構図になると思います。
さすがにここまでの低評価は想定外かもしれませんが、製作側はある程度覚悟の上でこの作品を仕上げた気もしますね。
というのも、近づけようとすればいくらでも『君の名は。』的に出来たと思うんです。
個人的には最大の微妙ポイントですが、原作と異なるSF要素。
これ自体はとても今風ですし、対観客としてもキャッチーな変化だと思います。
そこでもっと単純に繰り返す話にすれば分かりやすいし、色々と無難。
それを難解というでもなく「変わった」お話に仕上げた。
ラストに関しても、もっとちゃんと分かりやすいハッピーエンドにしてれば、鑑賞後の印象はずっと良くなってたはずです。
それを、あえてしなかった。
これはもう製作側が売れ線である『君の名は。』ではなく、そういう作品に仕上げたかったからだと思ってしまいます。
勝手な想像ですが、脚本の大根さん。
この方がキーではないかと。
おそらくですが、大根さんはオリジナルの『打ち上げ花火〜』が大好きなんじゃないかと思います。
だから『君の名は。』ではなく『打ち上げ花火〜』を作りたかった。
自分の中の『打ち上げ花火〜』という作品のルールを守った結果こうなった。
そんな想像をしています。
最後があんな風にあいまいなラストになったのも、オリジナルがそういう話ではないからじゃないかと。
オールオッケーのハッピーエンドっていうのは、『打ち上げ花火〜』ではない。
そういう想いがあったからこそ、ああいった「匂わせる」演出にしたのではないかと思ってます。
妥協と言うか、譲歩ですかね。
ちなみにあそこに関してのあおさんなりの解釈を書くと。
以下、7行強烈なネタバレ。

最後になずなの花が咲いてました。
本来だと春の植物であるなずなは夏前に枯れてしまいます。
それが、夏休みが空けても咲いたまま残っていた。
つまり、あれはなずなが「終わっていない」世界。
典道となずなの関係が繋がっている世界である事を示唆しているのだろうと。
そしてどこかに行った典道は、その世界でなずなに会いに行った。
そういった描写だと解釈しました。

ネタバレ終了。
他にも随所にあるオリジナルを意識した描写やネタ。
特に「観月ありさ〜!」とその後のメタな発言とかは、愛というか目配せを感じます。
ただ、オリジナルのプールのシーンを意識したシーン。
アレは、微妙だった(苦笑)
この作品をやるならそりゃあのシーンやるだろうと思ってましたが、残念ながら予想通りにオリジナルの煌きには遠く及ばなかった。
申し訳ないですが、ちょっと苦笑いしてしまいました(苦笑)
兎に角、そういった製作側の意図や意気込みを確信犯的に無視して宣伝した東宝の戦略。
そして、それに踊らされてしまった観客。
それがこの花火の炎上騒動の事故の原因ではないかと考察する訳です。
ま、東宝的にはね、ある程度ヒットになったから結果OKなんでしょうが(苦笑)
オトナって、汚い!
だ・か・ら。
お前ら、なんでもかんでも菅田くんのせいにするのは止めろぉ〜!!!
っと、最後まで必要以上に力説するあおさんなのでした。



以上です。
最近はだいぶ涼しくなってきましたね。
なので、そろそろこう言ってもいいでしょう。

新しい部屋にゴキブリ出なかった!!!
マジで嬉しいィィィィィィィィッ!!!!!!

本当に引っ越して良かった。
そして、前の部屋に出没したのはやはりあおさんの責任外の部分が大きかったんだ。
それが証明されたようで、心が軽くなりました。
今後もこの心休まる状態をキープ出来る様に頑張って行きたいと思います。
まる

とか言ってこの後で出たらマジで泣けるので、本気で頑張ます(笑)
来月の日記が悲しい報告になりませんように!
ではでは。



さよなら。さよなら。さよなら。



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