三部作の最後です。
自分が気になる女性が他の人と結婚。のちに女性と再開し奪います。今作はその奪ったあと2人が結婚したあとの話です。全員主人公は異なりますがこの流れです。
醜く争うことはないのですが、2人だけの世間を避ける生活は読んでる方が閉塞感を感じます。
その生活に変化が訪れるきっかけが叔父に預けていた弟が同居となる。また大家との不思議な縁で出会います。
これがきっかけで棚上げしていた問題や、逃げてきた過去に出会います。
崖と縁側から僅かに見える風景が季節感を伝え、閉塞感とそれでも何とか生活していく様子、追われるような移る季節を伝えます。
正直、最初は読んでて進まなかったですが、途中からぐいぐいいけました。
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