mixiユーザー(id:11939455)

2018年06月20日02:24

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『友罪』

友罪

 『64 -ロクヨン-』の瀬々敬久監督が薬丸岳のミステリー小説を映画化。
原作未読だが、『64』のタッチが好みだったので鑑賞。

 昨今、加害者はとことん叩かれる風潮を感じる。
もちろん罪を償うことは必要だが、それ以上を求める向きに疑問も感じる。
まして加害者の家族は別人格であるはずなのに…。
一度間違うとやり直せない流れは<正常>なことなのか。

 様々な形で命の責任を負う“加害者”が登場する。
映画は罪そのものを描くのではなく、その後の世間や周囲の反応にスポットをあてる。
作り手の行き過ぎた贖罪に一石を投じる気持ちはよく伝わる。

 ただ、うつろな目つきで“壊れた魂”を表現する瑛太らの俳優の熱量は大いに伝わるものの、少し共感しにくい。
それというのも肝心な場面で偶然に頼った演出が多すぎる気がするから。
閉塞的なこの社会でリスタートするために必要な道はどこにあるのか。

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