「引き続きアルバイトがしたいです。」と言ってしまった。
いや、この時までは本心でそう言ったのであったが、
今思えば浅はかだったかな?
校外実習の規定としては、
完全週休二日制と、就業時間は6時間まで。
週休二日はしっかり守ってもらえたが、
就業時間は、はっきり言って朝9時30分から夜10時の、
休憩時間1時間前後を含めて、およそ12時間だった。
でもそれには理由が、お互いにある。
もしアルバイトとして続けるなら、
学校に通いながらになるので、どうしても夜の部にて、
働く事になってしまう。
一応実習時間、日中か夜かを決める権利があったんだけど、
中国料理を学ぼうとこっちは来ているので、
「じゃあ夜からで」なんて言えやしなかった。
その意気込みも含めて、引き続きどうなるかを、
査定されるだろうとも思ったので、あえて日中を選んだ訳である。
でも結局のところ、店のオープン前からクローズまでいる羽目になっちゃった。
しかも無給でね。
これも実習の規定であって、要は学習の一環だから。
学習に金は発生しない・・・、でもそれじゃあ2週間タダ働きである。
よくよく考えると、このシステムもどうだろうって思うよ。
いくら学習でも正直、これと言って学ぶ事柄が、
思った以上に何もなかったら、即ち単にその店の、
業務の流れの一部分に組み込まれて、ただ時間を垂れ流してるようじゃ、
何の学習も得られないというのなら、
短期アルバイトとして、それなりの賃金が発生してもいいんじゃない?
・・・何を学ぶか学んだかは、その本人自身の考え方なんだけどさ。
けど自分は素直に受け止め、いろんな事を教わろうと、
12日間、約12時間、本当に無給だったけど、何とかやり切ったよ。
今はもうそんな思いに戻れないな。残念だけど。
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