小川 みさ子 さんのFBから。『水俣の永野さんから下記、連絡頂いていますので転載します！』 川内原発煙突から出ている煙について聞いてみました

昨日の様子はこんな感じだったみたい。

小川 みさ子 さんのFBから。『水俣の永野さんから下記、連絡頂いていますので転載します！』 川内原発煙突から出ている煙について聞いてみました→　https://www.facebook.com/photo.php?fbid=880289832057929&set=a.350429498377301.83740.100002307605792&type=1&theater …

＜川内原発の煙突から断続的に黒煙と白煙が上がっている件。九電川内営業所と出水営業所からの回答＞

今日は朝から夕方まで、緒方俊一郎先生を招いての患者検診。知的障がいや、森永ヒ素ミルク中毒事件、被爆とのダブルパンチの方も。被曝の方の「鼻血が止まらない」「体がダルイ」苦しみ。別の方の「味が分からない。人生の大切な部分を喪失している気がする」キツさ、また別の方の「耳鳴りで目が覚めてうつになりそう」という話。それぞれ症状を背負い歩いています。水俣病のその原因が分かりながら放置を続けた企業・行政の対応と、いま私たちが生きている社会はつながっています。事件は続いているのです。

そんななか、川内原発１号機の煙突から、黒煙と白煙が断続的にあがっています。友人の朱さんからも問われ、新聞を読み、インターネットを調べ、詳しそうな友人に電話しましたが何も分かりません。それなら直接九電とやり取りしてみよう！ということで、電話で理由を聞いてみました。

周辺にお住まいの方で、不気味な煙を前に、私のような不安を持った方は多いのではないかと思います。このように個人単位でしか情報が発信されないことが残念です。
「一人ひとりがメディアになる」ことがますます求められる世の中ですね。

20:00　九州電力川内営業所に電話をする。コールセンターの女性が出る。

Q:川内原子力発電所の1号機の煙突から断続的に煙が上がっていますが、事故ではないのでしょうか？
A:休み中なので分かりません。明日電話をください。
Q:事故だったらどうするのですか？休みの日に事故が起きたら対応しないんですか？
→このやり取りを15分。粘ったらハシヤマタケシさんに繋いでくれた。
A:土日は私どもが対応しております。
Q:原発から断続的に上がっている黒や白の煙が何であるか教えてください。
A:あなたは煙を見たかもしれませんけど、私は見てないから事実は分かりません。

同じやり取りが5〜6回続くが回答は変わらず。切り替えて以下の質問で終了。

Q:事故ですか？事故ではないんですか？
A：事故ではありません。
Q:本当に事故ではないんですね？
A:事故ではありません。
Q：本当に事故ではないんですね。これはハシヤマタケシさんの回答ですか？九電の回答ですか？
A:ハシヤマタケシの回答です。
川内営業所、以上。よく分からなかったので、出水営業所にかけてみる。

＜出水営業所＞

最初はコンノさんが出ました。

Q:原発から断続的に上がっている黒や白の煙が何であるか教えてください。
A:詳細が確認できません。確認は明日になります。明日の朝９時以降に折り返します。電話番号を教えて下さい。

Q：今回答をいただきたいのです。事故なのか事故ではないのか教えてください。
A：ここでは対応いたしかねます。詳細はお答えしかねます。
Q：ではどこで対応していただけるのですか？どこに電話したらいいのですか？
A:ここにお電話下さい。
Q：あなた方は九電の職員なのですか？
A：（何度かお答え致しかねるとのやり取りの後）、このコールセンターには九電の職員はおりません。
Q:では、もし事故が起きてもここでは対応していただけないのでしょうか？
A：はい。私どもでは対応いたしかねます。
Q：それでは、対応いただける番号を教えて下さい。
A:このコールセンターの番号になります。

しばらく粘ったら、煙の原因を確認いただけることになり、30分後にこちらから電話することになりました。

＜コンノさん＞
Q：何の煙ですか？
A：煙は全て水蒸気です。たったいまも煙が出ていますが、その分についても安全な水蒸気が出ています。
Q：トラブルですか？
A：トラブルではありません。１号機の煙突を通って、もとは蒸気を水にかえる復水器から出ています。トラブルについてはありません。通常。３０％までの負荷調整をしている状態。復水器のトラブルではない。

Q:二次系冷却水の水蒸気ですか？
A:そうです。
Q:復水器の処理能力が間に合わなかった分が蒸気になっているのですか？
A：余った必要ない分を蒸気として外に出しています。３０％→５０％までいきました。余った分を煙突から出しています。
Q：調整運転中の予定内のことなのですか？
A:そうです。

Q:住民に知らせたのですか？
A:毎日日報と言って、毎日マスコミに報道をしています。
Q：でも、私はいくらインターネットや新聞を読んでも、人に尋ねても分かりませんでした。私たちのような者への情報提供は、どうなっているのですか？
A:一般の方には伝わりにくい現状があります。上申させていただきます。重ねて、コールセンターに電話をいただいてすぐに回答できないことについて、上申させていただきます。
Q：緊急時の対策はどうなっているのですか？
A：こちらでは対応がいたしかねます。お答えできません。
Q:避難対策は？
A：こちらでは対応いたしかねます
…続く。

約２時間の交渉。今日会った患者の人たちの顔が浮かぶ。再生なんて、絶対にされないんだと強く思い知らされた今日。