(23)原島利郎
(近代将棋 平成9年6月号)
23角成、11玉、41龍、21歩、12馬、同玉、32龍、22角、23桂成、11玉、
21龍、同玉、32歩成、11玉、22と、同銀、12歩、21玉、43角、31玉、
32角成迄21手詰。
まず何はともあれ、初手32龍としてみよう。歩合は23角成以下簡単だし、桂合も23龍がある。ということですぐに角合に決まるが、案に相違してこれが詰まない。この簡素形では他に手もなさそうだが…。
そこで初手から23角成-41龍としておいて21歩合を強制するというのが、作者の用意した解答だ。これを構想と呼ぶのは大袈裟かもしれないが、少なくとも一つの発見ではある。
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