mixiユーザー(id:10857363)

2017年10月30日22:15

1438 view

私家版・短編名作選補遺(04)

(10)大和敏雄
フォト
(将棋世界付録 平成4年3月号)

39銀、同銀生、37馬、同桂生、29角、同桂成、27飛成迄7手詰。

 僅か7手のうちに、玉方不成を2回も取り入れている。尚、本作が発表されたのは、首位作の賞金10万円!という画期的なコンクールだったが、僅か2度のみで消滅してしまった。

(11)南石信雄
フォト
(詰パラ 平成7年4月号)

34桂、同歩、52飛、13玉、14銀、同角、25桂、同角、22飛成、同玉、23金迄11手詰。

 わざと逃げ道を増やしてやるかのような初手が、何ともやりにくい。角の利きに打った飛を成り捨てる収束には、指がしなる思いがする。

(12)細田 強
フォト
(将棋世界 平成15年3月号)

13角、12玉、23歩成、同玉、25香、12玉、23角、13玉、12角成、同玉、13飛、同玉、24銀、22玉、23銀成迄15手詰。

 初形で持駒に金が1枚あれば1手詰なのに、無い為にこんなにも手間がかかる。同様のテーマでは、岡田 敏(近代将棋 昭和37年6月号、13手詰)が有名だが、軽快な岡田作と対照的に、こちらはなかなかの意欲作。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する