(10)大和敏雄
(将棋世界付録 平成4年3月号)
39銀、同銀生、37馬、同桂生、29角、同桂成、27飛成迄7手詰。
僅か7手のうちに、玉方不成を2回も取り入れている。尚、本作が発表されたのは、首位作の賞金10万円!という画期的なコンクールだったが、僅か2度のみで消滅してしまった。
(11)南石信雄
(詰パラ 平成7年4月号)
34桂、同歩、52飛、13玉、14銀、同角、25桂、同角、22飛成、同玉、23金迄11手詰。
わざと逃げ道を増やしてやるかのような初手が、何ともやりにくい。角の利きに打った飛を成り捨てる収束には、指がしなる思いがする。
(12)細田 強
(将棋世界 平成15年3月号)
13角、12玉、23歩成、同玉、25香、12玉、23角、13玉、12角成、同玉、13飛、同玉、24銀、22玉、23銀成迄15手詰。
初形で持駒に金が1枚あれば1手詰なのに、無い為にこんなにも手間がかかる。同様のテーマでは、岡田 敏(近代将棋 昭和37年6月号、13手詰)が有名だが、軽快な岡田作と対照的に、こちらはなかなかの意欲作。
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