#102 古関三雄 216号[74-1]
ばか詰 17手
#103 山本善章 216号[74-1]
ばか詰 ?手
#104 柳田 明 219号[74-4]
ばか詰 11手
#105 中出慶一 215号[73-12]
ばか詰 47手
#106 太田啓好 218号[74-3]
ばか詰 7手 *王手義務なし
#107 太田啓好 219号[74-4]
ばか詰 7手 *王手義務なし
#108 新田道雄 219号[74-4]
ばか詰 7手
#109 八尋無段 217号[74-2]
ばか詰 13手 *角を詰める
解
#102
81馬、同玉、72銀、同玉、64桂、81玉、72桂成、91玉、82圭、同玉、
91銀、81玉、82銀生、72玉、71銀成、82玉、81金迄17手。
担当者―ご存知穴熊の一局。堅固な囲いもばか詰ではかくの如し。痛快マルカジリの一局でした。絶連の気味がありますが、収束で考えさせてくれます。
・古関氏は実戦形囲いシリーズと題して全部で7局発表している。
中出慶一―私は古関氏の一連の実戦形ばか詰にはあまり価値を認めない者の一人です。ばか詰ゆえいずれは詰むというのではなく、飛躍手の応酬が必要と思う。
・中出氏の意見に90%賛成。ばか詰の性格を狭く限定する恐れがあるので、それが10%の反対。さて本作、王手が続くように攻めれば自然に詰んでしまうのだが、どこか味がある。
#103
17金、19玉、37角迄3手。
担当者―5手、7手の答えがかなりあった。寸鉄の一局。
大谷孫八―ばか詰の味満点。
・軽い作だが捨てられなかった。センスの良い作者。
#104
49桂、46玉、45金、36玉、48桂、同と直、35金、46玉、36金、47玉、
37金迄11手。
・形がいいですね。桂吊るしは考えられないので、金がとどめの駒と決まります。そこで詰上がりを想定して…こんな解図法が普通では?闇雲に駒を動かすのはヘタ。
#105
79歩、68玉、69歩、58玉、59歩、48玉、49歩、39玉、
28銀、38玉、29銀、49玉、38銀、48玉、39銀、59玉、
48銀、58玉、49銀、69玉、58銀、68玉、59銀、79玉、
68銀、78玉、A79銀!89玉、78銀、98玉、89銀、99玉、
88銀、98玉、99銀、89玉、98銀、78玉、89銀、79玉、
88銀、78玉、69銀、89玉、78銀、98玉、89銀打迄47手。
担当者―難しい趣向ではないが、最短手順を見つけるのに細心の注意がいる。正解者は割と少なかった。
・双銀鋸の趣向ですが、これは見易い。収束手順が難しい。Aの79銀が解決への鍵で、ここ惰性で69銀とすると手数が伸びてしまう。
#106
18歩!同玉、29香、17玉、28香、18銀成、27金迄7手。
担当者―初手が絶妙。
・このルールだと合駒でなくても後手が駒を打てるのでかなり手広い。#107よりも出来は上だと思う。
#107
49香、48飛直、同香、38玉、43飛、37玉、47飛成迄7手。
#108
26飛、45玉、58角、56玉、36角、46玉、69角迄7手。
・筋が良すぎる(?)ので難しくはない。ばか詰というより詰棋の感覚のようだが、作者らしい?!
#109
43桂、33角、25桂、77角成!89桂、22馬、13桂成、32馬、31桂成、33馬、
32圭、11玉、22圭迄13手。
担当者―角成がミソなんです。
・左側の部分図で出したのはインチキかしら?姉妹作がもう2作あるので、参考に書いておきます。
1、65歩を省き、69とを77とに移す。持駒桂3
2、85歩を省き、69とを77とに移す。持駒桂3
どちらも13手詰。解は217号と218号に出ている。
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