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2016年05月18日23:01

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「カピタン」研究(32)

#39 金成憲雄 195号[72-4]
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ばか詰 ?手

#40 原 敏彦 195号[72-4]
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ばか自殺詰 6手

#41 花沢正純 196号[72-5]
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ばか詰 5手

#42 中村裕行 196号[72-5]
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ばか詰 ?手

#43 中出慶一 196号[72-5]
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ばか詰 ?手

#44 花沢正純 196号[72-5]
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ばか詰 9手

#40がばか自殺詰で、他は全てばか詰です。ばか自殺詰とは、先後協力して先手玉を詰めさせるばか詰です。先手は連続王手で、その他禁手などは普通作と同じ。これが第1号局のはずですが、不思議なことにルール説明が全然ないのです。ばか自殺詰という名称でわかると思ったのでしょうか。



#39 41飛生、31飛、22歩生、32玉、31飛生、22玉、21飛打迄7手。
担当者―本局もばか詰ならではの詰め方だが、前題(#38)ほどの意外性はない。しかし9手でやっつけた方もあり、ばか詰もバカにならない。
 中村裕行―曲詰とはおどろき。
 仲西哲男―形がきれいな割に紛れが煩雑で、非常に難解で傑作。

#40 51飛、同飛、11角、同飛、19角、同飛成迄6手。
・つい最近みつけた図です。銀香4枚と48歩は作意に関係ないが、不要駒か?

#41 73龍、63龍、64龍、43玉、44龍迄5手。

#42 13角、55玉、53飛、44玉、35角成迄5手。
・誘い手が多くムツカシイ。

#43 28銀、29玉、38銀右、18玉、27銀直、28玉、29銀、37玉、38銀左迄9手。
・11手の解が多かったそうです。ややこしいパズルといったところ。この種の一色図式は中出氏のオハコだったが、最近強力なライバルが現れた。筆者は普通作の裸玉に相当するジャンルだと考えている。

#44 作意:31金、22玉、21金、同馬、23歩、11玉、22歩成、同角、23桂迄9手。
 余詰:22歩、31玉、41歩成、同玉、42歩、52玉、64桂、61玉、72金迄9手。
・例の詰上がりだが、道中が凝っている。

 この196号に同人作家「紅玉」の小西逸生氏の唯一のばか詰が載っています。図は略しますが、53玉型の裸玉で持駒歩2枚というもの。

 この頃「ばか詰教室」のページの終わりの方に毎号次のような文があります。
◇お知らせ 1月25日現在、作品の在庫は長編が一つ、他が二つです。―194号[72-3]
◇バカ詰の投稿策はほとんどが難解作で、そのためか大抵穴アキで現在の在庫は長一つ短一つ……台所苦しい、軽い作も頼む。―195号[72-4]
◇三月に入った頃、急に好作の投稿が増えた。(中略)三月末の在庫は今月分を除き長編2個他が11個―196号[72-5]

 これまでのところ、このカタログに収録した数は発表数の大体50%程度です。このペースでいくと全部で300局を超えるかも。途中でメンドーになって収録率をダウン(5%程度に)したら、本当の名作選が出来上がりそう?

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