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2016年04月05日22:11

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覆面推理をはじめから(6)

例題7
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 まずは、玉を見つけることが先決です。盤面をよく見ると、「く・ク」が玉であることが分かりますね。また、持駒にある「あ」〜「か」は勿論生駒です。
 さて、ここで「キ」に着目してみましょう。もしこれが成駒であれば、52の先手玉に不可能両王手をかけていることになりますね。よって「キ」もまた生駒であり、これで生駒は7種類とも使われていることが分かります。これより、51の「ケ」は成駒ということになりますね。これが何であったとしても、先手玉に王手をかけているので、先手の「あ」「い」「お」「か」は後手玉に王手をかけていないことになります。
 すると、「あ」「い」「か」はいずれも持駒と合わせて3枚になるので、「あ」=金、「い」=銀、「か」=桂とすぐに決まりますね。これより「お」=飛も分かります。「ケ」が先手玉に王手をかけているので、「キ」は王手をかけない生駒ということになり、歩では二歩ですから、「キ」=香と決まります。
 残りは「ケ」のみですが、これが成香や成桂だとあり得ない王手になることは分かりますね。このような王手をかけることができる成駒は龍か馬であり、飛は売り切れですから、「ケ」=馬に決定します。持駒のうち盤面にない「う」と「え」は、枚数の関係から「う」=歩、「え」=角となりますね。これで、全ての駒が判明しました。

(a)の正解図)
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 では、b)はどうでしょう。先手の「あ」「い」「お」「か」が後手玉に王手をかけていないというところまではa)と同じです。しかし今度は「あ」=銀、「い」=金、「お」=角、「か」=香となりますね。この後もほぼ同様の推論を行うことで、「キ」=桂、「ケ」=龍、「う」=歩、「え」=飛となることはお分かりだと思います。

(b)の正解図)
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 2解で飛と角、金と銀、そして桂と香が入れ替わるというツイン。如何でしたか?
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