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2016年01月21日22:40

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「カピタン」研究(06)

ネコ鮮詰

ネコ鮮ルール:味方の駒が縦に絡がっているとき、上からn番目の駒は下からn番目の駒の性能になる。

例題2 ネコ鮮詰
フォト

 上図で17桂は角、18香は香のまま、19角は桂の性能です。初手は27角しか王手がなく、27角→桂、17桂→香ですから両王手!また18香→桂で26に利いているので、15玉は龍ですが25玉としか逃げられません。これで玉は歩になってしまったので37桂迄詰です。
 27角、25玉、37桂迄3手詰。

対鮮詰

対鮮ルール:任意の駒はそのすぐ目の前に敵駒があれば、その駒の性能になる。

例題3 対鮮詰
フォト

例題3―22飛成の1手詰に見えますが、21桂!という激しい抵抗があります。この手によって22龍→桂で動けなくなりますから、これでは詰みそうにありません。しかし他に手もないようですが?
 初手21飛成が好手。21同玉に22桂生!玉→桂、桂→玉ですから、これで詰なのです。
 21飛成、同玉、22桂生迄3手詰。

 これが「対鮮詰」ですが、創作的立場からみると、21桂のような抵抗が強すぎて作図しにくい。そこで、実戦的には無意味ですが「抵抗を許さない」即ち玉方は合駒以外は駒が打てない、という条件詰を認めてもよいと思いますがどうでしょうか。一応、この条件詰を「無抵抗対鮮詰」と呼ぶことにします。


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 ネコ鮮詰というのは、どのくらい作例があるのだろうか?人間の頭では解けないようなヤヤコシイものがいくらでも作れそうだが、完全検討も相当難しそうだなあ。
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